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准看護師女性遺体事件 女の身柄引き渡しへ中国当局と交渉へ
フジテレビ系（FNN） 5月28日(水)0時39分配信
大阪の准看護師女性の死体遺棄事件が、急展開を見せている。
女性の元同級生で、中国・上海に出国していた、日系ブラジル人の女の身柄が拘束
された。
FNNでは、拘束されるまでの間、女の独自取材を進めていた。
25日、上海の住宅街を歩く、2人の女性。
ピンクのカーディガンを着ているのは、日系ブラジル人の女で、大阪の准看護師・
岡田里香さん(29)名義のパスポートで、上海に出国していた疑いのある人物。
隣で手をつないでいるのは、一緒に日本を出国した、中国人の女性。
集合住宅で潜伏していた2人の様子を、FNNのカメラは、独自で追い続けていた。
26日にとらえた映像では、もう1人増え、年配の女性と3人で手をつなぎ、食事に
出かける様子も見られた。
服装は、前日と同じだった。
そして27日朝、ピンクのパジャマ姿で現れた2人は、集合住宅の敷地内で、公園の
ベンチに腰かけ、深刻そうな顔で、何かを話していた。
日系ブラジル人の女は、このおよそ3時間後、花柄のワンピースにジャケットを羽織
り、どこかへ向かっていった。
この3日間、外出時には、常に中国人の女性が付き添っていたが、この時は1人。
このあと、日系ブラジル人の女は、上海の日本総領事館に出頭した。
その後、中国当局へ引き渡され、不法滞在の疑いで、身柄を拘束された。
27日夜、日系ブラジル人の女の父親が、カメラの前で取材に応じた。
日系ブラジル人の女の父親は「(最後に連絡を取ったのは?)
3年か、4年前。(娘さんに言いたいことは?)今はない。会ってから考えます」と話した。
3月21日の夜に目撃されたのを最後に、行方がわからなくなった岡田さん。
しかし、その後も、職場には、メールで連絡が入っていたという。
誰かが、彼女になりすまし、メールをしていたのか。
岡田さんの勤務先の同僚は「『体調が悪くて、出勤できません』というようなメー
ルがあったというふうに報告を受けています。ただ、電話には一切出ずに、メール
もあまり返ってこないという実情だったと聞いています」と話した。
4月に入ると、岡田さん名義のクレジットカードが新たに発行され、東京都内や上海
で、複数回使われていたことがわかった。
その総額は、100万円以上。
警察は、すでに旅券法違反の疑いで、女の逮捕状を取っているが、女の国籍がブラ
ジルのため、身柄の引き渡しについては、今後、中国当局との間で交渉が進められる。