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政府事故調査・検証委員会が東京電力福島第一原発の吉田昌郎(まさお)元所長を聴取した「聴
取結果書」(吉田調書)について、事故当時の首相だった菅直人氏が27日、民主党の福島第一原
発対策本部・福島復興推進会議合同会議で調書の公開を求めた。しかし、内閣官房の担当者は「行
政機関以外に見せるのは難しい」として、国会議員への公開を拒否した。
会議で、電力総連出身の小林正夫参院議員は「故人の遺志を尊重し、非公開にすべきだ」と主
張。一方、福山哲郎元官房副長官が「今の政府が介入して、都合がいい部分を公開する危険もあ
る」と述べるなど意見が割れた。公開について、民主党の姿勢は定まっておらず、引き続き協議す
るという。
朝日新聞が入手した吉田調書によると、吉田氏の命令に違反し、当時いた9割の所員が福島第二
原発に撤退していたことなどが明らかになっている。調書の公開は原発の再稼働にも大きな影響が
ある。(関根慎一)
朝日新聞:URLリンク(www.asahi.com)