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高学歴女子ゆえに地元で職につけない…
地方公務員ワーキングプアの不条理な実態
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地方公務員の中にも、劣悪な待遇や職場環境の格差などによって傷つけられている非正規職員がいる。しかも、その数は増える傾向にある。
彼らは、自治体によって「臨時職員」とか「日々雇用職員」などと呼ばれる“地方公務員ワーキングプア”ともいうべき存在だ。
しかし、その内実については、外側にいる一般の市民からは、なかなか窺い知ることができない。
地方の小さな都市に住む30歳代女性のYさんは、市の広報に掲載されていた「臨時職員募集」を見て、この職に応募した。
Yさんの自治体では、「臨時職員」として雇用契約を更新。上限3年の条件で、総務課に配属された。
勤務時間は、午前9時から午後4時まで。昼休みは正午から1時間あって、働くのは実質6時間。残業は決してさせてくれなかった。
手取りは、多くても月収9万円。雇用保険料、社会保険料はきっちりと引かれる。
年収にすると100万円台。それでいて基本的には、正職員とほぼ同じ仕事内容だ。
しかも、決済をとることができないため、彼女が何の仕事をしても、自分の業績として認められることはない。そ
れらの仕事は、それぞれ依頼してくる正職員の“お手柄”になった。
「体のいい使い捨てだなって、何度も感じました」
Yさんの氏名は、職員名簿に載ることはなく、名刺もない。パソコンが配備され、ネットは外部とつながっているものの、
メルアドはもらえず、庁内掲示板にアクセスすることもできない。
ロッカーもないため、コートは自分の椅子にかけて、傘も置くところがなくて自分のデスクに引っかける。
あるとき、初めての部署に「総務課のYですが…」と電話すると、受話器の向こうから
「なんかあ、総務課のYさんとかいう人から電話なんですけど、Yさんて、誰?」などと、話し声が聞こえてきた。
口の少ない市役所の小さな世界では、正職員なら、おおよそのお互いのことは知っているという。
「そのことを話しても誰にもわかってもらえない。すごくつらかったです」
自分の名前の存在しない職場に、居場所などなかった。
「おまえ、どうする気なんだ、将来? 仕事もしないで。おまえに家にいられると、俺は不安で…」
Yさんが実家で引きこもっていた頃、鉢合わせした父親からよく、そう小言を言われた。
「外に出てくれれば、それでいいから」
父親は、相当焦っていたのだろう。近隣の「地域若者サポートステーション」(サポステ)に自ら相談に行ったが、「本人を寄こしてください」と言われた。
Yさんは、父に心配されるのが嫌で、翌日、サポステを訪ねると、話を聞いてもらうことができた。
「相手は、どこの病院に通っていて、どんな薬を飲んでいるのかまで、なるべく詳しく話して、という。
こんなに話を聞いてもらえる人は初めてだと思っちゃったので、バカ正直に話してしまったんです」
それまでYさんは、なかなか雇用がない地方の街で、「就職につなげてくれるのではないか」と漠然と考えていた。
しかし、相談窓口の担当者は、こう言った。
「仕事は、ハローワークで探してきてよ」
そのうち、訪ねるだけで、椅子に座る間もなく「今日は、何しに来たの?」と責められるようになった。意味がわからなかった。
父が「どういうことなのか?」とサポステに聞きに行くと、こう告げられた。
「お嬢さん、病気なんですよ」
父は帰るなり、Yさんに言った。
「もう、あんなところ、行かなくていい!」
★1の日時 :2014/05/23(金) 18:06:33.25
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