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公明党幹部、「後方支援」の範囲拡大に前向きな発言相次ぐ
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TBS（21日22:02） 最終更新：2014年5月21日(水) 23時52分
集団的自衛権などをめぐる与党協議が始まりましたが、公明党幹部からは自
衛隊によるアメリカ軍への武器や弾薬の提供も念頭に「後方支援」の範囲の拡
大に前向きな発言が相次ぎました。
与党協議の座長代理・公明党の北側副代表は日本記者クラブでの講演で、自
衛隊によるアメリカ軍への後方支援の範囲を拡大する議論に前向きな考えを示
しました。
さらに、日米防衛協力の指針いわゆるガイドラインが年末に見直されること
をふまえ、「アメリカからもむしろ後方支援拡大のニーズが高いのではないか」
と指摘し、安倍政権が目指す集団的自衛権の限定的な行使容認をけん制しました。
また、公明党の石井政調会長は、政府が認めていない自衛隊がアメリカ軍と
一体化しているとみなされる基準を明確にする重要性を強調したうえで、「で
きなかったことができるようになることはある」との見方を示しました。
集団的自衛権の行使容認には拒否感が強い公明党ですが、与党協議が行き詰
まるのは避けたいという思惑もあり、後方支援の範囲拡大について容認の姿勢
が広まっています。