14/05/21 16:58:37.38 KewJXlVz0
>>487
ケララの場合、場所によって線量分布の変動が非常に激しい。
例えば、トリバンドラム市内では、砂上1.5mで0.4μGy/h、アスファルト舗装上では0.2μGy/hと遮蔽効果で低くなっている。
チャバラ・カリトラ海岸には、3~5mの石積みの防波堤があり、さらに3~5m離れて民家が並んでいるが、ここで最も高かった所は、海岸線より10m位の砂地の地表面1.5mで8.0μGy/hを示している。
だが海岸線より数m毎に高低を繰り返し、帯状に拡がって分布している所もある。
ブラジル・ガラパリと同様にモナザイトの細砂が海から波とともに浜に戻り、高線量率となっているが、海岸線より1.5km位離れると0.09~0.16μGy/hとバックグランドレベルに減少する。
また家の違いでも大きく変わってくる。
ケララには砂上に椰子の葉を屋根にした裸土の家屋およびコンクリート舗装の床の家があるが、後者は屋内線量率は低く、砂上の家の屋内の約1/3にまで減っている。
さらに、この地域の住民のうち、男性は海上で漁師をやっているんだが、実は海上では放射線量率は0.027μGy/hと低く、宇宙線の一部を測定されたのみだ。
1日中砂上で生活する女性に比べて、被ばく線量は低くい。
ま、こうしたわけで環境線量率の測定はすごい難しいのが現実。