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公明幹事長 集団的自衛権で離脱はしない
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NHK 5月20日 20時44分
公明党の井上幹事長は名古屋市で講演し、集団的自衛権などを巡る与党協議に関連
して、先の衆議院選挙で示された民意に応えることが重要だとして、この問題で連
立政権から離脱することはないという認識を示しました。
この中で公明党の井上幹事長は、「集団的自衛権の行使容認を巡って連立政権を離
脱する可能性があるか」と質問されたのに対し、「先の衆議院選挙で民意を受けて
連立政権ができた。その民意に応えることがいちばん重要であり、連立離脱や衆議
院の解散は全く次元が違う話だ」と述べ、この問題で連立政権から離脱することは
ないという認識を示しました。
また井上氏は、支持母体である創価学会の広報室が「本来、憲法改正手続きを経る
べきだ」などとした見解を示したことについて、「一定の見識を示したのだろうが、
党は党として、これから自民党と協議することに尽きる」と述べました。
さらに井上氏は、与党協議で検討される、武力攻撃に至らない侵害、いわゆるグレ
ーゾーン事態への対応について、「できるだけ速やかに法的な隙間を埋めなければ
ならないので、できるだけ早く結論を出したい」と述べました。
その一方で井上氏は、集団的自衛権の行使容認については、「従来の憲法解釈との
論理的整合性などが保てるのかや、『限定』の明確な基準を決めることができるの
かがクリアされて初めて容認されることになる。先延ばしは考えていないが、慎重
な議論が必要だ」と述べました。