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■ミズガニ合戦、収束へ 福井側が石川沖で漁自粛方針
ズワイガニの資源保護へ、石川県が若いズワイガニ「ミズガニ」の石川沖での漁自粛を
福井県に求めていたのに対し、福井側が来年の漁期から応じる意向を示していることが、
両県への取材で分かった。石川沖で操業する福井のカニ漁船は三国地区の船が大半で、
三 国の漁業者は「協力する」と応じている。福井県は８月にも石川沖での自粛を正式決定する
とみられ、双方の足並みがそろうことになる。
石川沖のミズガニ漁をめぐっては、石川県底曳網漁業組合などが１月、石川沖での自粛 を
申し合わせ、福井側にも同様に漁を行わないよう要請した。
石川ではミズガニを食べる風習はなく、自主禁漁でより大きなズワイガニに成長させた方が
価値が高まると主張してきた。
一方、福井では「ズボガニ」と呼ばれるミズガニを好む食文化があり、安価な庶民の味 として
親しまれている。福井ではミズガニが観光客向けの看板メニューでもあることから 、「漁期に入る
直前の自粛要請で、突然すぎる」と難色を示していた。
両県によると、石川側の度重なる自粛要請を受け、４月下旬に開かれた福井県機船底曳網
漁業協同組合の役員会で「歩調を合わせることが資源保護につながる」との意見が上が り、
福井側が石川側の要望を前向きに検討することで一致したという。(後略)
URLﾘﾝｸ(www.hokkoku.co.jp)
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URLﾘﾝｸ(www.hokkoku.co.jp) 北國新聞 5月13日02時28分更新
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