【社会/埼玉】81歳1人で続けた印刷所 廃業 味わいの鉛の活字譲りたい [14/05/12]at NEWSPLUS
【社会/埼玉】81歳1人で続けた印刷所 廃業 味わいの鉛の活字譲りたい [14/05/12] - 暇つぶし2ch1:( ´`ω´) ★@転載禁止
14/05/13 07:41:45.73 0
■81歳1人で続けた印刷所 廃業 味わいの鉛の活字譲りたい 埼玉

 埼玉県朝霞市で小さな印刷所を約四十年間経営し、活版印刷ひと筋に生きてきた渡辺昌郎
(まさお)さん(81)が、高齢と病気のため惜しまれつつ廃業した。心残りなのは、十万個以上ある
という鉛の活字を廃棄しなければならないことだ。「誰かに生かしてもらい、昔ながらの印刷技術を
知ってほしい」。渡辺さんは、無償で引き取ってくれる人を探している。

 狭い作業場の棚一面に、漢字やひらがな、カタカナの活字が並ぶ。「今まで生活できたのは活字の
おかげ」。そう感謝する渡辺さんは、今の東京都目黒区で生まれた。五歳のときの病気で両脚に障害が
残り、十歳までに両親を亡くした。預けられた親族に「歩かなくても働けるのでは」と勧められ、戦後
間もない一九四九年、十六歳で中央区内の印刷所で働き始めた。

 七八年に独立し、朝霞市で「ワタナベ印刷」を開業した。名刺やはがきの印刷を一人で請け負ってきたが、
約十年前に肝臓がんを患い、その二年後に大腸にも転移。抗がん剤治療で休業を繰り返しながら仕事を
続けてきたが、「体力の限界」と感じた。今年一月末に廃業を伝えるはがきを刷り、得意客らに送った。(中略)

 残った活字は六ポイント(約二ミリ四方)~初号(約一・五センチ四方)まで八つの大きさで明朝体やゴシック、
行書体など。「活字は印刷の歴史そのものだが、つぶせばただの鉛の塊。自分で活字を拾う大変さ、活版の
味わいを多くの人に体験してほしい」。好きな文字を好きな数だけ、無償で譲りたいという。(後略)
 
 <活版印刷> 鉛製の活字を板状に並べ、インキを塗って紙に押し付ける印刷方法。近年はインキを
転写するオフセット印刷が主流になり、活版印刷を手掛ける業者は減っている。日本印刷産業連合会に
よると、大手業者は約20年前までに活版印刷から撤退。名刺などの印刷で続ける中小業者もあるが
「全体の1%未満」という。かつては官報など国の印刷物も活版だったが、国立印刷局博物館によると、
1994年までに終了した。

URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
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URLリンク(www.tokyo-np.co.jp) 東京新聞(TOKYO Web) 2014年5月12日 13時59分 配信
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