14/05/13 07:48:15.12 1DG/US760
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<東京都>漫画を不健全図書に指定 新基準を初適用
東京都は12日、過激な性描写がある漫画の販売規制を強化した改正青少年健全育成条例に
基づき、大手出版社「KADOKAWA」(東京都千代田区)が発行した漫画単行本を16日
付で「不健全図書類」に指定することを決めた。2010年の条例改正で近親者間の性交を賛
美するなどの描写が新たな規制対象となったが、この規制の適用は初めて。書店側は18歳未
満への販売や閲覧を禁じられ、成人コーナーへの区分陳列などを義務付けられる。
指定されるのは、「妹ぱらだいす!2」(4月3日発行)。学識者や出版関係者、保護者な
どで作る都青少年健全育成審議会が都の諮問を受け、12日、不健全図書類への指定を「適当」
と舛添要一知事に答申した。都が16日に告示して出版社などにも通知する。
同条例の新規制は、刑罰法規に触れたり、近親者間で行われたりする性行為を「不当に賛美
または誇張するように描写」する漫画やアニメを対象に加え、10年12月に改正された。都
は「妹ぱらだいす!2」を「近親者間の性行為を肯定的に描いている」として諮問した。審議
会は非公開で、都によると、一部の委員からは「規制対象に当たらないのでは」との意見もあ
った。最終的には全会一致で答申を決めた。従来、同条例にある「青少年の性的感情を著しく
刺激する」との規制には該当しないという。
都が事前に実施した出版社や書店で作る自主規制団体への意見聴取では「物語の設定が非現
実的であり、青少年の判断能力の形成を妨げることはない」などと適用に否定的な意見もあっ
たという。
条例改正を巡っては出版界から「表現の自由の侵害」との反発があり、都議会が10年12
月に慎重な運用などを求める付帯決議をして可決した経緯がある。
KADOKAWAの広報担当者は「東京都から正式な連絡を受けていないので、コメントは
控えたい。連絡を受けて、今後の対応を考えたい」としている。