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ニッポンの魅力は、「スシ」より「スイカ」!
ジャパン電子マネーはなぜこれほど洗練されているのか?
URLリンク(business.nikkeibp.co.jp)
(前略)お寿司は日本発のグローバルなヒット商品ですし、米国でもドイツをはじめとするヨーロッパの国々でもお寿司屋さんと回転寿司は
とても人気があります。 私もお寿司は大好きですし、米国風の「カリフォルニア・ロール」よりも日本人が作る
“本物の”お寿司のほうを好みます。お寿司は素晴らしい料理ですが、“日本の素晴らしさ=お寿司の素晴らしさ”
というわけではありません。私にとっては今でも、“日本の素晴らしさ=日本のイノベーション”です。
日本のイノベーションがすごかったのは20世紀の話だ、と現在よく言われています。 私も、ソニーのウォークマンや、
デジタルビデオカメラや、90年代に初めて買った東芝のノートパソコンには驚きました。
しかし、日本のイノベーションは現在も進行中なのです。私たちは、日々進展し続ける日本のイノベーションの素晴らしさ、
及びその秘められた可能性に気づいていないだけなのです。この連載では、世界を代表する日本の素晴らしいイノベーションを、
外国人の観点からご紹介していきたいと思います。
日本の社会、ビジネス両方の観点から見て印象的なイノベーションの1つは、Suica(スイカ)です。スイカについて
UCSDで丸々90分、講義をすることもあります。なぜかって? それはスイカは日本のテクノロジーと社会の特徴を反映しているからだけではなく、
スイカをはじめとする電子マネーのビジネスにおいて、日本は世界のリーダーだからです。
実は、日本が発明したこの電子マネーのテクノロジーは、95年の香港進出を皮切りに、シンガポール、インド、タイ、中国、ハワイなどへの
輸出に成功しています。いわゆる、日本国内でしか通用しない“ガラパゴス商品”ではないのです。
もちろん日本人なら誰でも、スイカやPASMO(パスモ)がどんなものかご存知だと思います。クレジットカードに似たプラスチックカードに、
ソニーが開発したFeliCa(フェリカ)という平たいICチップが埋め込まれていて、“タッチアンドゴー”で運賃を精算してくれるツールですね。
このテクノロジーは日々発展し続けており、今ではレストラン、タクシー、カラオケなどでスイカなどが使えるほか、
ICチップを搭載した「おサイフケータイ」としての利用も増えています。FeliCaのテクノロジーでライセンスビジネスをしている
「フェリカネットワークス」という会社は、ソニー57%、NTTドコモ38%、そしてJR東日本5%の出資による合弁事業です。
皆さんがスイカで自動改札機にタッチするとき、この3社に小額の手数料が入ります。これは素晴らしいビジネスモデルで、
ソニーの大きな収入源にもなっています。
日本が、このテクノロジーを開発するもととなった1つの理由は、東京の通勤・通学の仕組みにあると思います。東京は1日何百万人もの
通勤・通学者が行き交う経済の中心地であり、世界で最も、電車や地下鉄などの交通機関が発達しています。
私が初めて日本に訪れたばかりの頃は、まだ改札にいる駅員さんがパンチを使って1枚1枚、切符に穴を開けていましたが、
その進化ぶりには目を見張るものがあります・・・・日本は電子マネーの世界ナンバー・ワン(日経BPにて続き)