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岐路に立つ公明=「平和」か「連立」か-集団自衛権
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時事通信(2014/05/11-18:02)
安倍晋三首相が目指す集団的自衛権の行使容認をめぐり、公明党が岐路に立
たされている。行使を認めれば党が掲げてきた「平和」の看板に傷が付きかね
ず、認めないなら連立政権の解消を視野に入れざるを得ない。近く本格化する
与党協議で難しい判断を迫られる。
「戦争ほど、残酷なものはない」。同党の支持母体・創価学会の池田大作名
誉会長の著書「人間革命」の冒頭部分だ。
集団的自衛権の議論が活発化するにつれ、公明党内では、この小説の書き出
しを口にする幹部が増えている。その一人は「支持者の平和への思いは強い」
と、行使容認に対して支持者の間に根強い抵抗があることを指摘する。
安倍政権の右傾化を懸念する公明党は、ここまで「ブレーキ役」を任じてき
たが、集団的自衛権行使を認めれば、党のイメージは大きく変化しかねない。
ある幹部は「平和の看板を下ろしたとみなされれば、支持者が離れる」と顔を
曇らせる。
とはいえ党内では、自民党との連立を解消してまで主張を通すべきだとの強
硬論も聞かれない。勢いのある野党が見当たらず、下野したとしても展望は開
けないからだ。
公明党の北側一雄副代表、漆原良夫国対委員長は9日、自民党の大島理森前
副総裁の衆院議員会館の事務所を訪問。北側氏らは、与党協議について「連立
離脱の可能性が取り沙汰されるような状況になる前にまとめないといけない」
との認識で一致した。
ただ、与党協議の着地点は見えておらず、公明党幹部は「何か良いアイデア
はないものか」とこぼしている。