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人種差別抗議で広がる「バナナの輪」…日本も韓国から受けた「猿まね」行為、繰り返される差別には「厳罰」を
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
人種差別に対抗する「バナナの輪」がサッカー界に広がっている。
きっかけは、4月27日に行われたスペイン1部リーグ、ビリャレアル-バルセロナの試合での出来事。
CKを蹴ろうとしたバルセロナのブラジル代表DF、アウベスの足もとにビリャレアル側の観客席から
バナナが1本投げ込まれた。猿の好物であるバナナを投げ入れることで、黒人のアウベスを猿と見なした悪質な人種差別行為だ。
これに対し、アウベスは平然とバナナを拾って皮をむいて食べると、何事もなかったかのようにCKを蹴った。
すぐ近くに副審がいたが、アウベスの行動についてまったく制止する様子はなかった。
英紙ガーディアン(電子版)などによると、アウベスは試合後、「スペインではたまにこういうことがある。ユーモアで対応すべきだ」とコメントしたという。
アウベスの“抗議活動”を受け、バルセロナで同僚のブラジル代表FWネイマールが自身の
ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で賛同の意を表明。自身がバナナ、
息子がバナナのぬいぐるみを持った写真をアップし、「われわれはみんな同じ猿だ」と書き込んだ。
日本代表MF本田圭佑が所属するイタリア・セリエA、ACミランのイタリア代表FWバロテリもバナナを
口にしている写真を公表。イタリア代表を率いるプランデリ監督は同国のレンツィ首相とバナナを食べる姿を
メディアの前で披露した。インテル・ミラノも画像共有ソフトの公式インスタグラムを更新し、
日本代表DF長友佑都や主将のアルゼンチン代表DFサネッティらが、バナナを手に写真に納まった。
日本でも浦和のサポーターが人種差別的とも受け取れる横断幕を掲げてJリーグから無観客試合の厳罰を科されたが、
世界のサッカー界では今、人種差別が最も大きな関心事となっている。国際サッカー連盟(FIFA)も
ワールドカップ(W杯)などの大会期間中に「反差別デー」を設けるなどして人種差別撲滅に躍起となっている。
憲章の中でも「人種や肌の色、民族や出自、性別、言語、宗教、政治的主張などによって差別することは厳しく禁止されており、
追放や出場停止といった処分を受ける」と定めている。
とはいえ、今月4日に行われたスペイン1部リーグのレバンテ-アトレチコ・マドリード戦では、
セネガル人選手がA・マドリードのサポーターから猿扱いされる人種差別的なやじを受けた。
「バナナの輪」が広がりを見せる一方で、人種差別的な行為がなくなる気配もない。
バナナを食べたアウベスはこうもコメントしている。「人種差別は1本のバナナではなくならない。戦い続けていく必要がある」。