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婚活便乗?トラブル増加 「不要なマンション買わされた」提訴
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
「婚活サイト」で知り合った相手に不要な投資用マンションを買わされた、
とのトラブルが相次いでいる。川崎市の男性会社員(37)は昨年五月、
マンション代金などの賠償を求め、紹介した女性や不動産会社を東京地裁に提訴した。
男性は「女性と不動産会社が共謀し、デート商法的なマンション販売をしていた」と訴えるが、
女性側は否定。係争が続いている。 (宮畑譲)
「次に付き合う人とは結婚したい。あなたは、まじめそうな男性だった」。
二〇一〇年六月、男性がインターネットの婚活サイトを通じて知り合った女性は、自分を選んだ理由をこう説明してくれた。
女性は自称「二十四歳の会社員」。男性は三十歳を過ぎ、そろそろ結婚したいと考えていた。
連絡先を交換し、会うようになってから約一カ月後。女性から「特別な物件を紹介したい」と切り出された。
資産運用のコンサルタント会社に勤めているとのことだったが、最初は怪しいと拒んだ。
しかし、「私の気持ちを踏みにじるの?」などと頼まれ、三十五年ローンを組んで
東京都葛飾区にある中古マンション二件を約三千二百万円で購入した。
食事や買い物を続け、ネックレスをプレゼントした。互いに結婚を意識して交際しているものと思っていた。
知り合って一年後、さらに埼玉県川口市内にある中古マンションの購入を勧められた。
「空室になっても家賃保証があるからリスクはない」と言われ、収支予想を示した書類を見せられたという。
こちらも三十五年ローンを組み、別の不動産会社から二千三百六十万円で購入した。
しかし、契約の直後、女性との連絡は途絶えがちに。最後は、何も告げられないまま女性の携帯電話は解約された。
男性が別の不動産業者にマンションの鑑定を依頼すると、どの物件も評価額は購入額の六割程度しかなかった。
葛飾区内の物件は不動産会社が買い戻しに応じたが、川口市内の物件を販売した不動産会社は応じず、
男性には二千万円近いローンが残った。
「交際相手の好意だと思ったのに…。人生を狂わされた」。
男性は、女性や買い戻しに応じなかった不動産会社を相手に裁判を起こした。
男性は、売買契約時に女性が同席していたことや、不動産会社がほかにも同様の裁判を起こされていることから、
女性と不動産会社が共謀していたと訴える。
一方、女性側は「交際をほのめかすような言動は取っていない。物件は紹介したが、
販売は不動産会社が行うことで共謀ではない。リスクも説明しており、
男性が自分の意思で購入を決めた」などと主張。不動産会社は取材に「係争中なので、一切のコメントを控えます」としている。