14/05/16 20:00:26.13 0
集団的自衛権を考える 不安覚え祖国思う
集団的自衛権の行使容認へ強い意欲を示した安倍晋三首相。会見では「国民の命を守る責任が私にはある」と繰り返した。
高揚感さえ漂わせたその言葉に不安を覚える人たちが県内にいる。在日朝鮮人と中国人。
それぞれの祖国は集団的自衛権をめぐる論議の中でクローズアップされている。
■プロパガンダの実例 朝鮮学校教員(55)
集団的自衛権の行使が認められるのか。在日朝鮮人には切実な問題です。
日本が米国と一緒に戦争をすることが可能になるからです。
1950年に始まった朝鮮戦争は終わってはいません。今は休戦状態にすぎない。同盟国である米国の求めに応じ、
日本が加わって朝鮮半島が再び戦争にならないとも限らない。限定的というけれど、可能性がゼロから有になる。
それは大きな違いです。
父は植民地支配下にあった朝鮮半島から渡り、軍需工場で働きましたが、戦争に巻き込まれる歴史は繰り返されるのか。
日本には平和憲法がある。だからその通りに行動してほしいというのが率直な願いです。戦争はしない。
国同士の対立があっても、武力に頼らず、争いを回避するために手を尽くす。憲法にはそう書いてあるはずです。
「防衛本能」
私は朝鮮学校で教員をしていますが、子どもたちには憲法は素晴らしいものだと教えてきました。
植民地支配と侵略戦争を反省し、だから大事にしてきたんだ、と。
その憲法を解釈改憲で否定することは、戦争の過去や反省から出発した戦後を否定し、私たちの歴史を否定することでもあります。
朝鮮学校の子どもたちは日本の政治にとても関心があります。それは防衛本能です。日本人以上に日本のことを知り、
この先に何が起こるのか身構えておかないといけない。悲しい習性ですが、日本の政治の影響を大きく受ける立場ですから。
市長が替わった途端、補助金が廃止になるということが現実にあるわけです。
(>>2以降に続きます)
【ソース】=URLリンク(www.kanaloco.jp)