01/08/19 21:27
ゲッペルスが左派というのは、ナチス左派という意味ですね。(彼は
小児麻痺をわずらって、当時の青年の栄誉である出征軍人になれなかった
ことが影響しているふしがあります。 戦前に反戦だったかは知らないが。
「ゲッペルスの日記」は有名らしいが、私は読んだことがない。)
彼がナチスに入った際に(というより政党への所属はナチがはじめて)
、当初はヒトラーらの主流派ではなく「ナチス左派」と言われる反主流の
グレゴール・シュトラッサー派だった。(山口 定「ヒトラーの台頭」)
その時点では、「ナチと共産主義者は手をつないでいけるのでは?」とか
「資本主義の元で奴隷として一生を終えるよりボルの元で一生を終えたほうが
ましだろう。」などの言葉が日記に記されている。 ただ、主流と反主流の
戦いが抜き差しなら無くなった時点でヒトラー派に乗り換えている。
(その前段の反主流派の決起会の際「プチ・ブルのヒトラーをナチから
除名することを要求する。」と発言したと伝えられるが事実ではないとする
見解もある。)