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「教室でわいせつ」小学校元講師無罪 京都地裁支部
京丹後市立小学校で昨年2月、担任する女児の尻を触ったとして強制わいせつ罪に問われた
同市久美浜町口馬地の同校元講師、和泉匡良被告(32)の判決が9日、京都地裁宮津支部であった。
上田真史裁判官は、日時の特定について「信用できない」として、無罪(求刑懲役3年)を言い渡した。
和泉被告は、昨年2月1日に教室内で行為に及んだとして、京都府警捜査1課と京丹後署に逮捕された。
公判で「尻を触ったことは全くない」と無罪を主張していた。上田裁判官は「女児の供述は検察官らの
誘導的な質問でもたらされ、被害日について節分(2月3日)より前だが、学級閉鎖(1月28~31日)
より前だったか後ろだったかは分からないと供述するにとどまる」と指摘。「2月1日と特定することは
到底できず、同日にわいせつ行為が行われたと認めるには合理的な疑いが残る」とした。
京都地検は「判決内容を精査し、上級庁とも協議の上、適切に対応したい」としている。京丹後市教育
委員会は「刑が確定していないのでコメントは差し控えたい」と述べた。
【 2014年06月09日 22時00分 】
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