05/12/11 19:02:17 JzQGXNb1
そうか、そうなんだ。
愛がいなくなるわけじゃない、離れてしまうわけじゃない。
それに私が望むのは娘の幸せなんだ。
「………じゃあ、明日はちょっと早いから。私もう寝るね。パパは?」
「ん?あぁ、もうちょっとだけ、な。明日は頑張れよ」
明日は頑張れって…気の効いた言葉が思い浮かばない自分が憎い。
リビングから出て行こうとする愛の後姿を見つめていた。
「愛」
「ん?どうしたの?」
廊下から顔だけをこちらに出している。
「産まれてきてくれてありがとう」
「パパ…」
目頭が熱くなってきたので背を向ける。
「これからもよろしくな」
泣いてるのがばれたかもしれない。いや、そんなことより、
「パパぁ…」
愛を泣かしてしまったことの方が問題だ。
翌日の結婚式で私が愛よりも号泣したのは言うまでも無い。
追記:
>>197
愛の父親の気持ちを考えてみろ!w