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出会った頃のあの人は寂しそうで、所在なさげで、存在の色が薄くて、そして、すごく怒っていた。「ふんっ!」って、そっぽむいてた、本当は寂しいのに。
でも、いろんなことがいい方に変わって、あの人のいるべき場所にあの人の椅子が用意され、あの人が担うべき役割があの人に任され、あの人が得るべき評価を得て、私にとっては、いろんなことがそもそもあるべきように、正常に戻った、あるべき形に収まったように感じていた。
だから、もう私の存在の役割は終わりなのかなぁって、思う。
そうなるように望んだのは誰よりも私だし、望むようになれば私の存在の役割が終わることも解ってた。
でも、それを望んだ。
あなたが寂しくないのがいい
あなたが笑顔に囲まれてるのがいい
あなたがニコニコしてるのがいい
みっともないことはしたくない
恥ずかしいことみじめなことももう嫌だ
だから、このまま、さようなら
何事もなく、さようなら