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結婚を前提に、一年同棲してた彼が先月交通事故で意識不明の重体になった。
出血によって脳が腫れ頭蓋骨内で行き場を無くした脳が押しつぶし合い
死ぬ可能性が高かったので、救命優先のため脳の一部をいくつか切除。
さらに開頭術(かいとうじゅつ)って言って、頭蓋骨を抜いて頭を開いておくことで(皮膚は閉じる)
腫れ上がる脳の行き場をつくり、脳が押しつぶし合うことを防ぐ処置を受け、いまも全身麻酔で昏睡している。
事故前はかなりの寂しがりやだった彼に、私は精神的自立をして欲しかったから、
こまめに来る連絡をあまり返していなかったんだけど、
今は罪ほろぼしに、毎日の報告メールを送っている。起きたときにさみしくないように。
それから、時々ここにもよく日常のことを書きに来てたけど、
今は昔一緒に撮った写真一枚一枚が尊く見える。
一命はとりとめたものの、もう意識を取り戻すのは難しいと言われ、意識があっても
重度な脳障害を残す可能性が強いと言われている。
一緒に行ったコンビニすら懐かしく、いちいち「ココで夏はコーヒーを買った」
「駐車場でアイスを食べた」などを楽しく思い出す。
彼は生きていてくれたけど、笑いかけてくれることも
声を返してくれることももう、記憶の中だけになるのだろう。
昔何気無く撮ったムービーのなかで私は素っ気ないのに対し、
彼はずっと私のことを大事そうに見つめていた。
今は1日30分救命集中治療室の面会で、反応のない彼に話しかけている。
会う時間よりも、昔の思い出を思い出している時間の方がはるかに長い。
多分これからもきっと、一緒に過ごした一年間の思い出を、
それよりも長い期間なつかしく彼につぶやき続けるのだと思う。