14/06/07 02:21:26.91
実際、一連の追悼記事も雑誌や単行本の企画も、ほぼ全てが「死人に口なし」の
状況で可能になっている。自分で緊張して、言葉や習俗を変える必要を感じてい
ない。河出書房新社の阿部晴政なんて、「生前、ご縁は薄かった」が大西さんを
「顕彰」したいから寄稿しろ、と早速言ってきた。僕への甘言も不潔で不快でし
たが、こんなのは靖国神社が戦死者の意志を無視して、勝手に他人を「顕彰」
するのと変りない。魯迅が「屍までも彼らの名を売り利を獲るための道具となる」
と書いた「文学者の不幸」そのものです。商売目的で急ぐにせよ、せめて
「我々は大西巨人のいい所も悪い所も徹底的に議論する、俺が必ずそういう雑誌
にする」位書けないかな。別に河出だけじゃなく、先日変なトラブルに巻きこま
れたせいでね、左右社の『日本人論争』もまともな本になるのか。一読者として
注意したいです。