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■サラウンドについて
★コーデック(音源)
これらには5.1~7.1ch分の音声が収録されており、AVアンプでデコードし各chの音声を取り出す。
取り出した音声をそのまま再生する場合をストレートデコードという。
・BD(LPCM 5.1、DTS-HD MA 5.1/7.1、Dolby TrueHD 5.1/7.1、Dolby Atmos、DTS:Xなど)
Dolby Atmos、DTS:Xはサウンドの一部(オブジェクト)にXYZの位置情報(メタデータ)があり
頭上や半球状に配置したスピーカーに合わせて、AVアンプでリアルタイムレンダリング・リマッピングして再生する。
・DVD(Dolby Digital 5.1、DTS Digital Surround 5.1)
・TV(AAC 5.1 ※テレビ番組表にSSマークがある番組のみで主にBS/CS、通常は2ch)
・PCやゲーム機(LPCM 5.1/7.1、Dolby・DTS 5.1など)
センター・SW・サラウンド・SB スピーカーが未接続、例えば4.1、5.0、3.1、2.0chのシステムの場合
アンプのスピーカー設定で未接続部分を[無し]にすれば該当chの音はフロントスピーカー等にMixされる。
★拡張サラウンド(アップミックス)
●5.1chシステムで、2chステレオ音源をAVアンプにより擬似的に5.1chに加工する。
Dolby ProLogic II、DTS Neo:6(最大6.1ch)、各社オリジナルモード
●7.1chシステム(SBスピーカー)で、5.1/2ch音源をAVアンプにより擬似的に7.1ch(SBあり)に加工する。
Dolby ProLogic IIx、DTS Neo:X、DTS Neo:6(最大6.1ch)、各社オリジナルモード
●7.1ch以上のシステム(ハイト・ワイド・SBスピーカー)で、7.1/5.1/2ch音源をAVアンプにより
擬似的に7.1ch以上(高さや横方向あり)に加工する。
Dolby ProLogic IIz(最大9.1ch)、DTS Neo:X(最大11.1ch)、Audyssey DSX(最大11.1ch)、各社オリジナルモード
●Dolby Atmos・DTS:Xシステム(トップスピーカー)で、7.1/5.1/2ch音源を擬似的に5.1.2~7.1.4chに加工する。
Atmos搭載機は上記DolbyのサラウンドモードがDolby Surroundに、DTS:X搭載機はDTS Neural:Xに置き換わります。
★バーチャルサラウンド(フロントサラウンド)
2.1chや3.1chのシステムでも、5.1/7.1chのシステムで聴いてるように感じる音に加工する。バータイプのホームシアターや
一部のAVアンプに搭載。ヘッドホン向けの技術(ドルビーヘッドホン、サイレントシネマなど)を搭載する機種もある。