13/01/25 17:14:43.70 qtZQ8FYL0
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550nm(緑)と650nm(赤)の波長を混合した光は、人間にとって黄色に感じられます。
或いは長波長域2/3のスペクトルを集めても黄色として感じます。
しかし又、 元々スペクトルには、600nm波長に単色光としての黄色があります。
つまり物理的には全く違う波長構成を持った光であっても、
人間にとって「同じ色」だと感覚されるケースはいくらでも有り得ます。
波長構成がどのようであるかに関わらず、人間にとって同じに見えるサンプル色光 C は、
全て、R,G,Bの同じ混合比で等色することができます。
これを条件等色(メタメリズム)と言います。
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ここで映像について疑問がでる。
では、実際の景色をカメラで映して記録する時、
それぞれの物体から受けるスペクトルを、どのようにRGBにわけて記録しているんだ?
R・G・Bのそれぞれを、ある波長の地点でだけ記録して、
ディスプレイでそのバランスどおり表示しても、実物の色の見え方と異なってしまうのでは。
なぜなら、実物はその記録された波長以外のスペクトルも含んでいるわけであり、
それらもまた人間のRGBに対応するそれぞれの錐体細胞を刺激するものなのだから。
たとえば 青50 緑75 黄20 赤40 みたいななだらかなカーブを描くスペクトルを持っている物体を、
単純にB50 G75 R40とだけ記録すると、
それをディスプレイで正確に再現しても、Y20分の赤と緑への刺激がたりていないことになる。
Yの情報を含んでいないと実物とはかけ離れた色を再現することになってしまう。
カメラが景色をR・G・Bの強さで記録するとき、どの周波数のRGBで記録しているのだろう。
そのバランス構成をそのまま再現すれば、すべてのスペクトルを再現したのと(つまり実物)と同じことになるようなRGBへのわりふりなんて可能なことなんだろうか?
>>2-10あたりにつづく