15/06/16 05:33:55.15 5I1/z5ww.net
>>669の続き。
第二次世界大戦ひとつとってみても、ロシアと中国が本心から「蜜月」になるとは思えない。
≪喧伝されたプロジェクト≫
モスクワと北京が最近行った「パカズーハ」の典型例として、中露間のエネルギー協力
について触れる必要があろう。
ロシアと中国は、2014年に天然ガスをめぐる超大型プロジェクトを2件も締結した。
一つは「シベリアの力」、もしくは簡単に「東ルート」と呼ばれるもの。東シベリアから中国向け
パイプラインを建設し、年間380億立方メートルのガスを30年間にわたって中国へ供給する。
もう一つは「アルタイ」もしくは「西ルート」と呼ばれるパイプラインの敷設。西シベリア産のガス
を年間300億立方メートル、30年間中国に提供する。
中露は、「東ルート」プロジェクトについての合意文書を14年5月に上海で、「西ルート」にかん
するそれを11月に北京で、それぞれ調印した。両調印式に出席したプーチン大統領はこれらの
合意を中露関係史における「画期的で」「最大の契約」であると絶賛した。ところが大統領の言葉は、
中露間の結束を対外的に誇示せんがために意図的になされた過大表現に他ならなかった。
というのも、鳴り物入りで喧伝(けんでん)されたこれらのプロジェクトは、その後、一向に実践
へ向けて動き出していないからである。それどころか、今年3月になると、ロシア側からは次のような
情報すら漏れ聞こえてくるようになった。すなわち、「東ルート」も「西ルート」も共にパイプライン
の建設が見送られている。仮に将来敷設されるにしても、規模の小さい「西ルート」からであろう、と。
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ロシアと中国が、「第二次世界大戦の戦勝国」として共に肩を並べることなんて、絶対にできないはずだ。
>>575でも書いたが、ロシア人はスターリングラードとエルアラメインを同列に置くのは不快とのことだが、
ソ連邦大祖国戦争と中国抗日戦争を同列に置くのは、なおさらではないのか。