14/08/13 23:22:57.26 o3as3g+A
>>500
合戦で取った首を晒した例なんて、それこそレアケースだよ。三件以上実例知ってる?
首を晒す場合があるのは、刑死した罪人の首。見せしめやその事実を広く市中に知らしめるためにやる。
関が原の合戦の後石田三成や西軍武将何人かの首が晒されたのも、捕縛後天下を騒がした罪人として
処刑して、それを晒したもの。戦場で取った首ではない。幕末京都で流行ったのも、天誅と称して彼らの
考える所の罪人を自分達で処したもの。プラス威嚇や人心の動揺を誘う目的。
死体の埋葬を許さなかった例なんて戊辰戦争の数例くらいしか知らないけど、他にあるの?
敵の死体を埋葬する風習は余りなかったけど、埋葬を禁止したりは通常しない。だからこそ戊辰の例が
特別な事として伝わっているんだ。
死体は大抵の場合地元の人が処置する。着けてた鎧や刀槍なんかは、暗黙の了解として駄賃代わり。
穢れは自分に付く事を忌み嫌うものだよ。今でも身内のよほど親しい人以外は、死体に触るの『怖い』って
言って嫌がる人いるでしょ。これは穢れを恐れているからだよ。逆に死を神の元へ召される事だとしている
キリスト教なんかだと、わりと平気で触る。葬式の参列者が死体にキスをするのが当たり前な所もある。
キリスト教的には、今は死者だけどそのうち生き返るかも知れないしね。
左大臣の例で忌みの期間云々が言ってるのは、穢れに触れた事による最悪を恐れているからだよ。