06/11/22 20:19:50
評論はエンドユーザのためのもの、フィードバックは製作者のためのもの。
評論やフィードバックを、それぞれ、エンドユーザや製作者にプラスの
効果をもたらすものという意味の物に限定するならだけど。
エンドユーザに向けて発信された「ダメダメだね」といったにわか評論を、
作者自身が見て解釈してそこから改善のためのアイデアを見出すことは
もちろんあっていい。
だがそれは情報を「作者自身がフィードバックしている」のであって、
決して「にわか評論家が実装にフィードバックした」訳では無い。
だからこのような場合も含めてにわか評論家が
「フィードバックしてやってるんだからありがたく思え、
感謝されこそすれ罵られる謂れは無い」
などと言うのは、勘違いもいいところなんだな。
またフィードバックは製作者の言葉でされなければあまり役に立たないという事もまた、
問題をややこしくしていると思う。
エンドユーザはエンドユーザの言葉で「使いにくいので直してください」
といった意見を直接作者に向けてフィードバックすることがある。
しかし「どこがどのように、どれだけ使いにくいのか。どうあるべきなのか。」
といった具体的で有用な情報でない限り、それらの「フィードバック」はノイズにしかならない。
善意で送ってくれたんだろうけど、却って困ってしまうこともある。
まったく誰からもフィードバックを貰えないのと、
価値あるフィードバックが可能な有能な人に見向きもされなくて
あまり意味の無いフィードバックしか貰えないのと、
どっちもどっちという気がするよ。