04/04/12 00:49
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マルチタスク実現へJava言語改良
Sun幹部によると、2005年に一般リリース予定の「J2SE 1.6」には、
Javaバーチャルマシン(JVM)のアプリケーション共有を強化する「分離」機能が備わり、
ローカライズコンピューティング処理実行のための分離が可能になるという。
米Sun Microsystemsは、Javaバーチャルマシン(JVM)内部での
アプリケーションマルチタスク実現に向けてJava言語の改良に取り組んでいる。
カリフォルニア州サンノゼで開催のClusterWorld Conference & Expoで4月6日、同社幹部が明らかにした。
SunのJavaアーキテクト、ムラリ・カウンディンヤ氏によると、
今秋β版が登場し、2005年に一般リリース予定の「J2SE 1.6」には、
JVMのアプリケーション共有を強化する「分離」機能が備わる。
この機能によってローカライズコンピューティング処理実行のための分離が
可能になり、第2のJVMを要求することなくJVM内部でマルチタスクが行えるようになるという。
またJ2SE 1.6では、Javaプログラム間の高速通信を可能にする
Sockets Direct Protocolのサポートが計画されている。カウンディンヤ氏によると、
J2SEに施された改良は、その後間もなくJ2EEにも組み込まれる予定。
1月にβ版がリリースされたJ2SE 1.5は、6月のJavaONEカンファレンスで正式リリースの
運びとなる見通し。J2SE 1.5では、Javaプログラミングの簡易化に焦点を当てている。