【軍曹が】携帯電話開発の現状【語る】at PROG
【軍曹が】携帯電話開発の現状【語る】 - 暇つぶし2ch89:1
05/03/18 02:23:49
563 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/10/16 10:13:12

仕様書を書くべき者たちは、連日の不毛な"勢力争い会議"に付き合わせられて、
その場で仕方なくノートパソコンを開いて仕様書に反映させようとしていたが、
打ち合わせは決まって後半が"部門間の罵り合い"に至り、設計者達はあきらめて
ノートパソコンを閉じてしまう有様だった。
そんな話を俺達は上位会社から噂で聞いていた。スケジュールの完成日は決まって
いるのに、仕様が決まらぬまま最初の3ヶ月が過ぎた。その間、一応与えられた
ソースの改良は済んだのだが、コンパイル担当者とソース版数管理者への連絡手続き
に、5箇所の部門を中継する必要があって、その為の依頼文書作成も大変だった。
部門間を中継する依頼ルートもこちらから出して安心ではなく、中継箇所ごとに
机に埋もれていないか確認しないと進まないのだった。
俺も中継担当者達にはかなりウザがられたものだった。
仕様が流動的なものだからソースの改版も激しく、改版手続きの中継部署の担当も
その煩雑な手続き業務に忙殺されていた。俺達以外の多数のチームからも変更毎に
依頼文書が殺到してくるのだ。連日の会議で思いつきで発言される機能変更が出て
来るたびにこの状態に陥った。
したがって、会議室での機能変更のハナシから、現場のブレッドボード上での
デバッグまでおよそ1ヶ月の時差が生じた。会議室での仕様変更はホットなもので、
これは連日塗り替えられるのだ。開発部門間の勢力争いには、さすがのインパール
提督も強権を発動できず、ただ見守るしかなかった。彼ら全体の支持があって
こその地位でもあったからだ。それらの部門すべてをバックに、インパール
提督は将来の社長への道を固めつつあったらしい。
下請けの俺達にとっては、昼休みに食堂で上位の上位会社の社員の話す噂話
はただの世間話に過ぎなかったが、機能変更の裏話を聞くと腹立たしくも
感じた。


次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch