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531 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/10/14 22:25:16
ここだけの話であるが、インパール提督の爺さんは帝国陸軍でそれなりの地位に
あったという。その思想が隔世遺伝によって受け継がれているのだという。
上層部のハナシはどうでもいいのだが、その圧力は社内では物凄いらしく、上位
会社以上では誰もその政策に不満を口にする者はいなかった。俺達は小隊の仲間
内で飲み会に行く時に、悪口(ワル愚痴)で盛り上がりたくなると店ではなく、
港でドラム缶の焚き火を囲んで盛り上がった。組織の悪口を言えるのは、言って
いる仲間を見る事ができるのは、その場所だけだった。ホテルの部屋でも駄目だ
った。上位会社の他部署からの出張者がたまに隣の部屋に泊まったりするからだ。
自社への進捗報告出張は経費節減のために俺だけとなってしまったが、何ヶ月も
帰れない部下達に不満を貯めないように、週末は大体俺がドラム缶飲み会を自費
で開催した。彼らが人間らしい顔を見せてくれるのは、そのひと時だけであった。
書いていて、彼らへの思いが胸にこみ上げてくる。俺達は、ずっとそのまま戦友
で居続けられると、そのひと時は誰もが信じていた。