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467 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/08/15 23:55
抵抗する上等兵を上越新幹線に押し込め、俺たちはそのまま高崎へ向かった。
上等兵はそのまま緊急入院する事になった。結核に罹っていたのだ。
上等兵の姉が入院手続きを済ませ、俺に
「コボルがこんな酷いことになっていたなんて、一体あなた方はどういう扱い
をしてきたんですか!」と責め立てた。返す言葉が無かった。
病室に戻ると上等兵が
「軍曹殿、本当に申し訳ありません。私はもう大丈夫です。軍曹殿まで欠勤
処理されると思うと私の胸が痛みます。どうか、横須賀にお戻りください。
私の事は心配要りません」と、か弱い声で訴えてきた。
翌日、俺は涙を拭って会社に寄って事情を説明し、横須賀へ戻った。
職場放棄&無断欠勤の容疑を着せられ、俺は始末書を書かされた。
休んだ日は自分の会社と常駐先の両方に電話をかけた筈なのに、常駐先では
受けた人間の怠慢によりそのまま無断欠勤処理されていたのだ。勤務記録上
矛盾が起きてはならないので、結局俺の所属する会社でも改めて無断欠勤処理
をされた。
加えて、部下を過労で壊した罪も着せられて、部下の管理責任まで問われたのだ。
それから俺たちは常駐先でチームを解かれ、俺と他の上等兵2人はバラバラに
配置されて完全に派遣社員としてのルーチンワークに組み込まれてしまった。
単価も年齢からは考えられないほど安く叩かれた。