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465 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/08/15 23:30
部署としてはアプリ開発のかなり広範囲について最終責任を負う立場にある
らしく、ひとたび祭りが始まると新人を含めた若手社員達の顔が蒼ざめる。
いや、実は元から彼らの顔には全く表情というものが無いのだ。これは決して
誇張した表現ではなく、カフェテリアで昼食を取っている彼らの雰囲気は
お通夜そのものなのだ。それでも昼食時には数名が固まってカフェテリアへ
向かうのだから不思議である。
現役選手であるはずの軍曹~上等兵クラスの社員達は、どんなに祭りが盛り
上がっても決して事務所から出る事は無く、常にメールによる連絡か、受けた
電話の応対ぐらいである。現場を知る者は居ないのではないだろうか?
俺たちは現場に半分以上の時間入り浸るので、移動する時に頼まれ事を引き
受けたりするのだが、それは必ず口頭であった。何故なら、問題発生時に
責任の所在を示す証拠を残してはならないからである。
そう、彼らは完全な減点査定主義の元に管理されていて、賞与は管理職が
意味不明の計算をして秘密裏に分配比率を決めてしまうのだ。社員達は
ただ明細を貰ってため息をつくだけなのだ。それでも、俺たちの会社の
課長クラスよりは遥かに高い賞与を彼らは貰っていると言う。それも入社
3年の時点でだ。俺の会社では課長未満は賞与なしである。
彼らは、入社3年以内に、外注の成果を根こそぎ自分達の手柄として吸い上げて、
失敗を完全に外注に被せる為のノウハウをOJT(オンザジョブトレーニング)で
習得するのである。
社員同士は上下関係、左右関係全てにおいて信頼関係というものを全く持って
おらず、どんな簡単な業務でも他所に責任転嫁の足がかりを確保してからでないと
動けないのだ。おかげで、俺たちはメールアカウントを申請しても
「その内に対処します」とだけ言われ続けた。1年間に渡って。