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464 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/08/15 23:16
職場には一応先輩が居れば後輩も居るのだが、先輩は後輩に対して決して
コワモテな態度は取らず、必ず敬語なのだ。先輩と後輩の間に言葉の上位/下位が
存在しないのだ。紳士的で優しい先輩たちじゃないか、と初めは思ったが、実は、
先輩は決して、決して、決・・・・・して後輩の面倒を見る事はないのだ。
新人が先輩に何か質問すると、それが少しでも技術的な内容を含むと、
「〇×さんが知っているです」と棒読みの口調で伝えるだけなのだ。自分で
直接返答できる内容と言えば、事務処理の手順ぐらいなのだ。
新人の技術教育は形だけは充実して見えるのだが、その実体は関連会社への
〇投げであって、関連会社では最前線に立つべき軍曹クラスが業務時間を
強引に空けられて、その教育セミナーに講師として駆り出されるのだ。関連
会社の軍曹レベルは、それでも業務を決して減らしてもらえる事はなく、
無い時間を工面しながら教育カリキュラムを必至に実行している。
教育カリキュラムを作成するのは遠く離れた間接部門であって、教育を受ける
側の部署の管理職レベルとは全くコミュニケーションが無いのだ。
俺は、そこに自分の常駐机を置かれてから1年間くらいその部署を観察していた
のだが、先輩が後輩に何か指導している光景は一度も見たことが無かった。そして、
これは上司と部下の関係でも同じだった。紳士的で優しく見える上司や先輩は
部下や後輩を決して叱る事は無い。叱る事は無いが、何か問題が発生すると責任は
上から下へスルーして転嫁される。上は決して下をかばわない。
部下や後輩がデスマーチ状態になっても、上司や先輩は放置して帰ってしまうのだ。
だた、スケジュール要求のみをメールで通知するだけなのだ。入社3年くらいになると
要領を得てくるのだろうが、新人は途方に暮れて派遣社員に教えを請うのだ。
派遣社員は嫌々ながらも質問には答え、それでも彼等の方がよほど先輩らしく
指導をしていた。