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303 名前:YRP常駐from群馬 投稿日:04/07/28 00:15
翌日、緊急会議が開かれ、俺たちを含めた開発関係者一同が大会議室に
召集された。昨日の騒動の件だった。無理も無い。
しかし、吊るし上げられたのは乱闘から離脱した俺たち3人だった。
業務時間中に現場を抜け出して喫煙室でサボッていた事を責められた。
現場に残っていたって仕事どころではなかったハズだ。
午後になって鼻の治療を終えた上等兵も合流し、俺たちは一応業務を再開した。
ここへ来てから作った20冊のノートの半分がゴミ箱の中で燃えカスとなっていた。
ケータイ端末も10個ほど砕かれて捨てられていた。
最大のダメージは、レンタル品のICEの破壊であった。誰だ?こんなコトをしたのは。
ハラワタが煮え繰り返る思いだった。
次の日になると、皆乱闘の事を嘘のように忘れてデバッグを再開した。
ハード屋は、割れたメガネを嫌味のようにそのままかけていたが。
俺たちの仕事もあの酷いスパゲッティから随分苦労してやっと動作可能な
ものに仕上がってきた。後は異常系の試験だ。障害発生の半分は仕様制限で
許してもらえるので、少し気が楽になってきた。反面、再現性の極めて低い
バグに遭遇すると、目まいがするものだ。