04/09/07 22:35
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「魂入れ」が必要―納期との戦い
こうした苦難を乗り越えて、「ようやくゲームがひととおり動くようになると、納期がギリギリ」(同氏)という状況だった。既に開発陣も疲弊しており、「もう早く終わらそうよ」という空気が流れ始める。
しかし、ここでもうひと頑張りして「最初は見えていなかったが、この部分をこうすればもっと良くなる」というプランナーのわがままを、どれだけ聞けるか。それでいてミスをせず、バグを出さないようにできるか。
そこが、ゲームの仕上がりに非常に重要なのだという。
「これを、ゲームの『魂入れ』と呼んでいる。これ(改善のための最後の粘り)を、今回はメーカーともキャリアともやった」。すべてはユーザーのためと、キャリアやメーカーと熱い議論を交わしたという。
こうした苦労の甲斐もあって、ドラクエとFFのアプリは当初の予想以上のユーザーアクセスを集めた。予想を上回り過ぎたため、「サービスイン時にはサーバが落ちてしまったほど。ご迷惑をおかけしてしまった」。
とはいえ、担当者が「次々と倒れた」(同氏)ほどの苦労は、一定の結果を出したといえるだろう。