04/06/14 23:40 G500u3tw
もしかすると、CMT技術はAthlon系CPUの方でこそより効果がある技術のような気がする。
CMT技術のコアである
「片方のスレッドが止まっても、もう1つのスレッドは動き続けることが出来る」という方法論が
実際に有効なのは確かだけど、それが有効なのは何もNetBurstだけとは限らない。
既に述べたように実行ユニットの並列利用度が大差ないとすれば、空いている実行ユニットを
有効利用できるという点ではAthlon系CPUでも同じレベルの効果が期待できるはず。
となると明暗を分けるのは「パイプラインストールの影響」だろう。
なにしろ、止まっているスレッドは「ただ止まっているだけ」でもう1つのスレッドの動作を
加速してくれる訳じゃない。
(高負荷のスレッドによって実行ユニットが飽和状態になっている時は別だけど。)
ならば、止まっているスレッドはより早く現状復帰してくれた方がより実行ユニットの
利用効率は高くなる訳でストールの影響がより少ないAthlon系の方が効果を期待出来るだろうと思う。