10/03/27 17:15:10 vnQWt6w50
1円の落札で5万円も払ったコアラは、下の判例からすると、
払う必要のない金を払ってしまったことになる。
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本をネットオークション 代金求め弁護士が提訴
買い手は「懲戒請求する」と書き込み→「脅迫」を主張し、控訴
「訴訟を取り下げなければ県弁護士会に懲戒請求する」とインターネットに書き込んで脅したとして、
県内の40歳代の弁護士男性が埼玉県内の男性を相手取り、20万円の慰謝料を求める訴訟を
富山簡裁に起こしたが認められず、富山地裁に控訴したことが11日、分かった。
弁護士は脅迫容疑で県警に告訴することも検討している。
訴状などによると、弁護士は、インターネットオークション大手の「ヤフーオークション」に
歴史の本1冊を売り出し、埼玉県内の男性が昨年5月18日に落札したが、支払い代金を
納入してこなかった。男性に数度、督促したが、代金の振り込みがなかったため、
弁護士は支払いを求め昨年6月、富山簡裁に提訴した。
訴えられた男性は「ヤフーオークション」の質問欄に昨年10月、「訴えを取り下げなければ、
富山県弁護士会に懲戒請求を行う。面倒なことになるのが嫌なら、速やかに訴えを取り下げよ」と
書き込みした。弁護士はこの書き込みで脅迫されたとして、代金のほかに精神的苦痛に伴う慰謝料
20万円の支払いも追加して求めた。
同簡裁(広瀬信義裁判官)は昨年11月、本の代金2万4980円の支払いを命じたが、
懲戒請求すると脅したことへの慰謝料については、「弁護士である原告と一般市民の被告の立場を
考えると、被告の行為はやむを得ず、不法性があったとまでは言えない」と棄却した。
弁護士は、これを不服として昨年12月、富山地裁に控訴しているが、被告の男性は所在が分からず
出廷していない。判決は6月6日に言い渡される。
男性弁護士は「懲戒請求は弁護士にとって大きな問題。訴訟を取り下げさせる道具に使うことは
許されない。刑事告訴もしたい」と話している。
(2007年5月12日 読売新聞)