09/06/13 08:07:39 4EQZKMPh0
フランスの国立大学では怨念学を教えています。
人間には理知的な思考と情緒的な感情のふたつがありますね。そのうち情緒的な感情というのは、一般に持続しない。喜怒哀楽は長続きしない。
１ヶ月喜んでいたらバカですよ。
ところがひとつだけ持続する感情があるんです。嫉妬と怨念です。
一度ジェラシーを感じたら、死ぬまで消えません。
ハムレットは父親の仇を討つためには、自分の母親を殺さなければならない。
娘道成寺は憎っくき安珍を、清姫が蛇になって追いかける。
すさまじい怨念です。
怨念は世代を超えて生き延びる。怨念学は国際経営学の講座なんです。国と国の関係を考える学問。
特にヨーロッパの民族問題は、何世代も続く怨念と怨念の葛藤なんです。
日本だって、アジアの国に入ってゆけば怨念を持たれている。
個々の人間だって、祖先の嫉妬・怨念を引きずって生きている人はたくさんいる。つまりこの世は理屈だけではすまないんです。そのことは知っておかなくちゃいけない。
嫉妬と怨念が世代を超えて存在することを理解すれば、少なくとも対策は立ちます。味方に使うにしろ、敵に回すにしても。
○ｏ。..。ｏ○ｏ。..。ｏ○ｏ。..。ｏ○ｏ。..。ｏ○ｏ。..。ｏ○ｏ。..。ｏ○ｏ。
古代ギリシャのソフォクレスやアイスキュロスの悲劇や世阿弥シェイクスピアの戯曲が現代でも通用するのは、人間の嫉妬や怨念の感情が、それほど変化していないからだろう。
１９９１年湾岸戦争の時、イラクがイスラエルにスカッドミサイルを撃ち込んだわけだが、そのニュースを解説するのに旧約聖書のモーゼ・出エジプトから語らなければならなかった。
世界史はユダヤ４０００年の怨念を中軸にして理解しないといけないというわけだ。惨憺たる流浪の民族が、現在世界支配するに至る原動力は「怨念と嫉妬」だろう。
URLﾘﾝｸ(blog.livedoor.jp)