10/02/28 13:40:23 XVL+Zf34
OSの電源管理機能というと、電源ユニットやマザーボード(以後略 M/B)の
電力管理をイメージしてしまわれて、混同している方が多いようですが、
そのほとんどはCPUや、M/Bに接続されている機器の電力管理であって、
その他の部分は基本的にはOSからは管理できません。
M/B自体の電力管理・調整は通常、M/B自身でやっています。
ですから、それ自体のOS用のドライバ、というものは存在しないのが普通です。
M/Bの電力管理に必要なドライバはBIOSデータに含まれています。
この部分に不具合があった場合はBIOSをアップデートすることによってバグフィックスします。
OSとの連動による電力管理といった独自機能を持ったM/Bもあるので、すべてがこの限りでは無いです。
そういったM/Bは、付属CDや公式サイトから直接ドライバをダウンロードし、インストールしていただくことになります。
また、M/Bの電力状況をモニタリングするといった目的で、これらの機能が使用されることもあります。
ですが、このタイプのM/Bは、現在のパーソナルユースな環境において一般的なM/Bではありません。
基本的に一般向けプラットフォームのM/Bでは、OSによるM/Bの電力管理はできないものと思ってください。
M/Bの消費電力は、コンピュータ全体の費電力からの割合からすると少なく、省エネなどを意識して個人で管理する必要性は薄いです。
また、基本的にOSは接続された機器と、CPU及びOSのレイヤー上で動作するソフトウェアのみを管理するように作られていて
M/Bを管理するようには作られていません。
BIOS等の設定を変更するソフトウェアを導入される場合は、トラブルの元となりますので、なるべく付属メディアか公式サイトから
ダウンロードしたものをご使用いただくようお願いします。