09/05/04 22:08:13 n6aFRohn
Vista最大の売りは、セキュリティ
>Microsoftは、Windows XPとその上で稼働するアプリケーションが「MS Blaster」「SQL Slammer」「MyDoom」などのワームに攻撃された教訓から、Vistaのセキュリティ機能の強化に莫大な時間と資金を投入してきた。
>同社のResponse and Product Centers担当ゼネラル・マネジャー、ジョージ・スタタクポーラス氏は、「(Windows XPの苦い教訓から)Vistaではセキュリティ機能の強化が最優先課題だと判断した。
>これをVistaの“核”としたのは、世界中が(セキュリティ強化を)求めていたと判断したからだ」と語っている。
>しかし最近になって同社の幹部らは、「セキュリティ機能の強化は、企業にVista導入を促す“重要ポイント”ではなかった」という趣旨の発言をしている。
> Microsoftのセキュリティ・コンファレンスで講演を行った、米国SecTheoryのCEO、ロバート・ハンセン氏によると、MicrosoftはVistaのセキュリティ機能の強化だけに注力したことを後悔しているという。
>Hansen氏は「Microsoftはセキュリティ機能の強化と引き換えに、OS全体の使い勝手を犠牲にしてしまった」と指摘する。
> Hansen氏が「その代表格」として挙げるのが、UACである。UACはシステム関連の変更操作をユーザーごとに制御できる機能だ。
>しかし「標準ユーザー」でログオンしているユーザーの操作性を極端に制限する機能だとして、企業ユーザーからは不満の声が上がっていた。
>この問題を解決するには、「標準ユーザー・モード」ではなく「管理者モード」でログオンすればよい。しかし、それではVistaの“ウリ”であるセキュリティ機能を踏みにじることになる。Microsoftによると、UACは今後のアップデートで改良される予定だという。
>実際、Microsoftの社員もVistaのセキュリティ機能を「すばらしい」としつつも、「消費者の反応はいまひとつだった」と認めている。
>とはいえ、多くのユーザーが「OSに搭載されて当然」と考えているセキュリティ機能を、Vistaの“ウリ”とした戦略は大きな誤りだ。
>「旧OSの欠点を取り上げて新OSで改善されたとプロモーションするのは、Microsoftのミスを修正するため、ユーザーにアップ・グレードを強制するようなものだ。これではユーザーの信頼を損ねてしまう」(McAtee氏)
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