09/08/23 17:24:37
>>583
逆行列計算にこそ並列化の最適化が進んでいる。
MKLなんか使えばCPU数に比例した効果が得られる。密行列だが。
そういう意味で、質問者は一応理にかなっている。
逆行列計算は、普通線形方程式を解く形で求めるが、線型方程式はアメリカの分散型の
スパコンに非常に向いていて、自分に有利なようにLINPACKという線形方程式用のパッケージで
スパコンベンチマークが行われている。
当然、その部分へのアルゴリズム研究や最適化がもっとも進んでいる。
ちなみに、おおよそLAPACK=LINPACK+EISPACK。LINPACKは線形演算、EISPACKは固有値演算
ライブラリで、1970~80年代の米英国家プロジェクトの産物。原型はFORTRAN66で書かれていて
NETLIB辺りに行けば今も拾えるはず。LAPACKは、それをFORTRAN77で統合したもの。
詳細は忘れたので間違ってるかもしれん(笑)LAPACKの前書きあたりを詳しく読んでくれ給へ。
これらの基底にBLASという基本サブルーチン集があって、この部分を書き換えることで
ハードウェアのアーキテクチャーの違いをうまく吸収して何十年も生き残っている。