09/11/05 06:16:24
多分、最適化のこともインラインのことも勘違いしてるんだろうね。
インライン展開とは、関数を実行したのと同じ「意味」になる処理を呼び出し側に埋め込んで
関数呼び出しのコストを無くすことであって、
「意味」を変えないためには>>526のようなことが必要になる。
これは最低限の自分の存在理由を満たしているだけであって、「最適化」などではない。
一方、彼の考えるインライン展開は、引数として渡した「記述」を切り貼りして
コードの姿を組み立てて、それを呼び出し元に貼り付ける、というような物らしい。
でも、それはマクロがやってることだ。
マクロといえば、簡易的なLisp処理系を作って、強力と名高いLispのマクロを実装してみると、
このへん勉強になるかもね。
Lispの言葉でいうなら、C++の関数は「引数はすべて評価してから関数に渡される」。
つまり f(g(), h());の時、fが受け取る(そして扱う)のは「g()の戻り値」と「h()の戻り値」。
だからインライン展開するにあたって、>>526のようにすることでそれを実現する。
それに対して、Lispのマクロは「引数を評価せずに渡し、戻り値で呼び出し側を置き換える」。
こっちが彼の考えるインライン展開に近い。