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★成人男性に「おっぱい」認める宗教令、サウジで論争
保守的なイスラム教国のサウジアラビアで、成人男性が女性の胸から乳を飲むことを
許すファトワ(宗教令)をある聖職者が提案し、国をあげての論争となっている。
問題となっているファトワは、アブドラ・ビン・アブドルアジズ国王の上級顧問でもあり、
イスラム色の緩和に支持的といわれるアブドゥル・モーセン・オベイカン師が出したもので、
「女性が授乳した男性は、その女性の息子とみなしうる」という内容。
これはイスラム教の書物にみられる故事に基づくものだが、一部には、親族ではない男性と
女性の同席を宗教的観点から禁じているサウジアラビアの法をかいくぐる方便だという見方が
あるため、国内では聖職者たちに限らず、メディアやインターネット上で国民が意見を戦わせる
大論争に広がった。
4日、聖地メッカの聖モスクでの金曜礼拝では、大きな影響力を持つアブドゥル・ラーマン・スダイス師が
このファトワについて「いんちきもはなはだしい」と紛糾、「腐ったものを売りつける商人と変わらない」、
国の治安さえ悪化させる問題だと強烈に批判した。
またサウジアラビアの大ムフティー(イスラム法の最高官)にあたるアブドラアジズ・シェイフイスラム問題相も
6日、問題となるファトワを出す聖職者はやぶ医者と同じだと苦言を呈し、「コーランに依拠していないおかしな
ファトワの発令は止めさせなければならない」と述べ、取り締まる可能性もちらつかせた。
サウジアラビアでは女性には車の運転免許の取得資格がなく、1日5回の礼拝の際には商店は完全に閉めること
などイスラムの教えの解釈がより厳格。政府はシャリーアと呼ばれるイスラム法に基づく司法制度をさらに
強化しようともしており、ファトワを出す権限をもつ機関を聖職者たちの最高会議ひとつに絞り、
ほかの聖職者たちはそれに従う体制にしたがっている。
こうした背景の下、一見難解な宗教論争の根本には現代生活に即して、イスラム色を薄めようという動きがある。
今年初めには、思想的に自由だという風評があったメッカの宗教警察長官アフメド・ガムディ氏が、
男性と女性が礼拝の場で同席することを支持する発言をして解任され、その後復帰した。
このときも宗教界や世論では保守派と進歩派の間で大論争となった。
ソース:AFP
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