10/06/08 22:01:58 25HQz0L50
>>934
「おかえり」
女がひとり部屋に入ってきた。手に下げられた旅行かばんは見た目に重そうだ。
部屋のなかにはもう一人の女がいる。
体系は若干ふくよかだが、決して肥満ではないことが手の形状からも伺える。
「どうだった?」
帰ってきた女にもうひとりが問う。
「やっぱり男はダメね。あなたで・・・」
そこまで言いかけた女を聞いていた女が強引に抱きしめた。
抱きしめられた女の口からは甘美な声が漏れ出す。
女は脱がされ、男にプレゼントされたというオレンジ色の下着だけになる。
電源が落とされ真っ暗なパソコンの画面には絡み合う二人の女が映し出された。
これでいいのだ。
抱きしめられながら女は考えた。
もう、遠い地に離れた。あの男がおって来ることはない。
「またあの男のこと考えてるの?」
「え、いや・・・」
突然の質問に不意をつかれしどろもどろする女に、もう一人の女はふふっとだけ笑って言った。
「そう、まぁいいわ。これからは私のことだけしか考えられないくらい夢中にさせてあげる」
オレンジの下着はとっくに肌から離れていた。
これでいいのだ。
この地で私はあなたとの愛と肉欲の世界に溺れるだけ。
女は抱きしめてくる女のふくよかな体のラインを手でなぞりながら、鼻をくすぐる甘い匂いに心を震わせるのだった。
END
ちょっと百合はわからんけど、頑張ったことを評価してくれ