09/12/05 22:59:40 sePTszj60
・トレス
元となる絵の上に紙を置き、透かしながら線をなぞるのが一般的な方法。
その際、下から光を当てるとよりはっきりと透けて見える。
これに用いる道具として、蛍光灯やLED、ELシートなどを用いた「トレス台」がある。
近年では、グラフィックソフトウェア上で「レイヤー」と呼ばれる層構造を用いてのトレスが容易に出来るようになった。
このようなソフトウェア上での作業の場合、「ベジェ曲線」を利用すれば絵の拙い者でも整った線を引けるため、これを用いた盗作(パクリ)なども見られる。
あまりに綺麗に線が引けるため、元絵と整合する部分が多く、重ねただけで発覚する例がほとんど。
バレにくいように元絵を反転させている例もあるが、目の肥えた人間に対しては無意味な偽装であり、かえってパクッた人間の浅はかさが際だつ行為となる。
・模写
元となる絵を見ながら、構図や画風を再現して描くこと。
描画に相応の技量が必要となるため、トレスに比べると難易度は高い。
また、単純に元絵と重ねても完全には整合しないので、模写なのかたまたま構図が被っただけなのか、判断が難しくなる。
明らかに特徴的な部分が模写されているにも関わらず自身のオリジナル作品だとした場合に、検証され「パクリ」とされることがある。
ネット上のパロディ系作品には多くの模写が見られるが、これらは元からパロディを目的としているため「パクリ」と呼ばれることはほとんど無い。