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女性殺害の元組幹部に無期懲役 松山地裁
女性殺害の元組幹部に無期懲役 松山地裁
元暴力団幹部によるスナック経営女性殺害・死体遺棄事件で、
強盗殺人と死体遺棄罪などに問われた松山市三番町１丁目、元
指定暴力団山口組系誠道会幹部、長井蔵紀被告（３４）の判決
公判が１６日、松山地裁であった。村越一浩裁判長は「殺害時
には被害者の財物を奪う意思があったと推認できる」などとし
て強盗殺人罪を認定し、求刑通り無期懲役を言い渡した。弁護
人は「強盗の意思はなかった」などとして即日控訴した。
公判で弁護側が「強盗の意思を認めた被告の捜査段階の供述
は、検察と警察が誘導したもので任意性がない。殺害時点で強
盗目的はなかった」と殺人と窃盗罪の適用を主張したが、村越
裁判長は「担当警察官の証人尋問や被告人質問などから、捜査
段階の供述の任意性に疑いを抱かせる事情はない」と退けた。
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