09/07/08 22:29:06 dK8AmBsA0
「あぁ、もう!」
渋滞という行動が制限された状況の中、
蘭の苛立ちはピークに達していた。
あまりにもじれったく進む車の中で、
蘭は少しでも自分の気持ちを落ち着かせる為に、
大きく深呼吸をした後、腕時計で時間を確認した。
時計の針は9時30分を指していた。
ニコニコランキングの収録時間は10時。
果たして収録に間に合うのかという焦りの気持ちと同時に、
蘭の中ではその収録に匹敵するであろう重要な「用事」が、
もしかしたら済ませられぬのではないかという
不安の気持ちが蘭の中に込み上がって来た。
「・・・っ」
蘭の中にある「それ」は、確実に存在感を増し、
蘭自身無視出来ない程のものとなっていく。
そのあまりにも巨大な存在に蘭は耐え切れず、
思わずその言葉を口にする。
「おしっこ・・・。」
蘭は今、尿意と闘っていた
>>1乙