09/05/21 20:10:12 pXOHoJyr0
>>667
黒猫は満を持して世に送り出したデビュー作が打ち切られた後ということで、矢吹先生自身行き詰まりや焦りを
感じてたのもあるんだろうけど、それを他作品の受けている要素を安易にパクることでカバーしたのが大きな間違い。
天下一漫画賞で特別賞を受賞した際の秋元治の講評が確か「すごく魅力的で可愛い女の子を書く新人だと思った」
とかいう内容だったんだが、今、Toloveるで好評なのは矢吹自身が酸いも甘いも噛み分けて、自分の描きたいことと
才能の所在の折り合いをつけられるだけ商業作家として成長したってことなんでしょう。
あと、連載時にさんざん叩かれた黒猫が今更というタイミングでのアニメ化されたのにもかかわらず、意外と良作で
それが矢吹の汚名を雪ぐことに一役買ったのも運がよかったと思う。
個人的にはそのうち邪馬台幻想記の完全版か本人の大好きなゴジラのコミカライズでもやらせてあげたいな。
アニメスタッフの描いた矢吹家の食卓に背を向ける嫁とモスラで遊ぶ娘の構図は色々な意味で涙を誘うだけに、
そろそろ彼にも何か一つゴールさせてあげたいです。