09/04/02 18:46:22 ShRalyidO
囲炉裏「とぅるるるるる」
あれから数分が経過していた
変態スネークの声も途絶え、荒れ果てた院内に囲炉裏はただ一人立ち尽くしている
囲炉裏「……相討ちしたのかな」
「だったらベネ！なんだけどねー」
霊石灯を片手にぶら下げながら、病院の入口を見る
囲炉裏「一人、逃がしちゃったな」
囲炉裏は愛機のスーパーバウザーに乗り込み、ガラスをぶち破り脱出をする
エンジンの調子は良好
レート9000の走りが出来そうだ
囲炉裏「ブンブンさんは式場にいるんだったかな」
「今行くよブンブンさん、愛してる」
ロケットスタートを切った囲炉裏は、ハンドル操作を誤り崖下へ落下していった
301:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/03 02:12:14 QIIiBMp30
本スレ
302:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/03 02:54:25 ctI//pkNO
囲炉裏「うひぃ!?」
崖下へ転落しながらも、必死で車のバランスを取ろうとする
囲炉裏「ブ、ブレーキ！」
落下しているのにブレーキをかけてどうしようというのか
実況ゲームプレイでもたびたびやってしまう初歩的なミスをここでも彼は犯した
しかし彼は必死だった
結果がどうあれ、ブレーキが踏めれば彼の中の思考は落ち着きを取り戻しただろう
囲炉裏(落ち着け、クールになれ、クールになるんだ囲炉裏！俺！)
しかし
スカッ スカスカッ
囲炉裏「ブ、ブレーキ！こわれびゃぁああ！うまいぃぃ！」
ひゅー ぐしゃあ
ぼかーん
303:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/03 03:09:51 ctI//pkNO
ぼかーん！
ぼーん どかーん！
更に車には爆弾が仕掛けてあったのだろう
エンジン爆発だけではあり得ない発破音がいくつも響いていた
それを崖上から見ている影が二つ
「･･･これで良かったもじゃ？」
「ありがとうございますｗｗｗｗｗｗ」
「ひなみも意地が悪いもじゃ、どうしてあそこまでやるもじゃｗｗｗ」
「だって、下手にいかしたらまたどっか行って基○外桜に捕まっちゃったら大変ですからｗ後はあのよでかいころしますｗｗｗ」
「(腐)女(子)はこわいもじゃｗｗｗ」
「なんか言いました？･･･まぁいいです、ももたんに忘れないうちに渡しておきますね」
ひなみは霊界で成仏しためそから受け取ったコンティニュー用Ｒボタンをももたんに渡した
「ありがとうもじゃｗｗｗ」
「じゃあｗわたしはこれで失礼しますねｗｗｗ」
せいぜい足掻いてくださいｗｗｗと言い残し、囲炉裏と共にひなみは成仏した
コイケヤは殺させない
コイケヤと、コイケヤ会をもっと盛り上げるために
「コンティニューもじゃ！」
ももたんはボタンを押した
ずぶしゅっ
ももたんが最期に見たのは爆散する自分の身体と飛び散る鮮血だった
304:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/03 03:21:28 ctI//pkNO
「あ」
な、なんで
「へっへっへｗｗｗ悪ぃなｗｗｗ」
コイケヤ？･･･と、タカ？
「身体が透けた時はどうなったかと思ったけど…」
「ｗｗｗあいつの変な機械で封じられてたみてぇだがｗｗｗあいつが死んで、その封印が解けたみてぇだなｗｗｗへっへっへｗｗｗ」
よかった、コイケヤ、ぶじで
でも、どうして、ばくはつ して
「Ｑボタンは自殺ボタンだよ」
「オメェはもう用済みだって神様が言ったのさｗｗｗ」
そんな、いっしょに、ゆうしゃをめざすって やくそｋ
「俺サンサーラナーガ始めたしｗｗｗ竜使い？目指すわｗｗｗ」
「楽しかったよ、ももたん」
タカはもう一度ももたんの手にＱボタンをしっかりと握らせると、ももたんの手ごと足でボタンを踏み抜いた
ぐしゃ
「これでよし」
「さすが腹黒ｗｗｗオメェが味方でよかったわｗｗｗ」
「ケリをつけたい奴を倒すまでですよ」
305:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/03 03:31:10 IBFf2SIpO
wikiです
引っ越しするので２週間ＰＣが繋げなくなるから更新できなくなります。
前に更新停滞してしまったとき続きが書きにくいという意見があったのですが、書き手の人大丈夫ですか？
306:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/03 03:32:00 IBFf2SIpO
あげてしまった…申し訳ない………
307:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/03 10:24:54 36PKfL5MO
このスレで終わらせたい…んだけどなぁ
キャラが多くてめんどい
308:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/04 06:33:38 0e16teRc0
>>305
２週間でどれくらい進むか、完結するかは分からないけれど
心配だったら誰かにwiki管理権を譲渡しておいてもいいかもね
309:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/06 13:19:21 rrwMCoEw0
ほしゅ
310:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/07 22:38:40 9/51WT5B0
ほしゅ
311:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/09 00:27:15 +i7lpBwe0
ほす
312:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/09 05:31:55 MCf7ScZ50
時は少し遡る
囲炉裏「はは、は…はっ……」
あの、あのキリンさんを仕留めたのだ
この手で
自分のこの手で
囲炉裏は見下ろした先にある身体を見て笑みを止めることなど出来なかった
それは狂喜と呼ぶにふさわしい笑みだった
瞼の裏には二人でラジオをしたあの夜のことが浮かんでいる
6000人ものリスナーの前での告白を総スルーされた日
好きだったのは自分だけ
彼はただ「同日に実況を始めた実況者」程度にしか思っていなかった
それを思い知らされた記念すべき一周年の日
囲炉裏「見てくれないなら…他の人にとられるくらいなら」
迷いこんだのは偶然だったのか、必然だったのか
『忍道』で殺人術を学んでおいて本当によかった、と囲炉裏は剣を鞘に収めた
本当はずっとこの場にいて彼と一緒にいたいのだが…
313:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/09 05:33:29 MCf7ScZ50
一方式場では
はるしげ「うあああぁぁぁぁぁぁ…倒しても倒してもきりがないいいいぃ…」
柱の影に隠れて追ってくる信者をやり過ごす
もう沸いてこないでよね、と呟いた途端襲い掛かられる、というやりとりをもう何度しただろう
疲労困憊で床に座り込んだ
はるしげ「しーな……」
守りたかった唯一の人
どうしてこんなことになったんだろう
もうガムテープを無言で貼り付ける彼女の笑顔を見れないのかと思うと
自然と目に涙が浮かんできた
はるしげ「この世の中から信者とか居なくなればいいのにっ！」
どうしようもないこの状況でどうにもならないことを叫んだ
そこでふと気付く
「信者」ってなんだろう
最初から信者だった人なんて誰もいない
最初はそう、ただ純粋に自分の実況を好きになってくれて…
コメントやマイリストを増やして応援してくれて…
いつから彼らは「信者」になった？
そんなことを考えているとすぐ近くで携帯の着信音が鳴り響いた
倒れ伏している男の手にその携帯は握られていた
はるしげ「あぁう？！」
はるしげは慌てて男から携帯を奪い取り通話ボタンを押した
囲炉裏「…弟よ…」
はるしげ「オーバ君なの？！」
囲炉裏「いえ、違いますけど」
はるしげ「そのツンいらないよ！！」
囲炉裏「いえ、本当に違うんですけど……」
314:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/09 05:35:29 MCf7ScZ50
お互いの食い違いっぷりから中々事情が飲み込めず
数分後
はるしげ「お前、囲炉裏かぁぁぁぁ」
囲炉裏「さっきからそうだって言ってるじゃないですか…はるしげさん」
電話口からは呆れた声が聞こえてくる
状況を理解した途端はるしげは酒の気が抜けたように青白くなった
どうやら囲炉裏はこの倒れている男の携帯に電話をかけ、
それに俺が出てしまったということらしい
囲炉裏「というかこの携帯、弟……ブンブンさんのなんですけれど、ブンブンさんはどこに？」
言動に慎重にならねば、と思えば思うほど頭がぐるぐるしてきた
はるしげ「…弟さんなら今俺の隣で寝てるよ」
囲炉裏「喰われたんですか？喰ったんですか？」
男喰いはこれだからしょうがないなぁ、と和やかに笑う囲炉裏にはるしげは恐ろしさしか感じなかった
この式場にいて自分の言葉の意味がまさか分からないわけではあるまい
というか本当に彼はここに来ているのか？
もし来ているのなら彼の存在は新たな脅威となる
人気実況者にして腐信者を大量に抱え込んでいる彼は
ゆとりの彼らでも手こずるかもしれない
はるしげはゆっくりと言葉を紡いだ
はるしげ「…囲炉裏」
囲炉裏「はい？」
はるしげ「……今、式場に？」
囲炉裏「あ、はいそうです」
嫌な予想があたってしまった
まだ出会ってはいないが彼もここに来ているのだ
なんとかしなければ
仲間もいない、知性も無い
でもそんな自分でも、時間を稼ぐことくらいは出来る
全盛期ならいざ知らず、今の自分では囲炉裏に太刀打ち出来ないだろう
また「彼」に頼ってしまうことが申し訳なかった
でも、彼ならきっと
315:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/09 05:38:24 MCf7ScZ50
はるしげ「…囲炉裏、知ってる？」
囲炉裏「はい？」
はるしげ「外にある超高層病院……
お前の大切な人が、そこにいるよ」
何を馬鹿な、と囲炉裏は笑った
大切な人なら今さっき自分の手でその命を絶ってやった
でまかせだと笑って足元を見た途端、そのしゃくれた顔が固まっていた
囲炉裏「いない…？！」
さっきまで確かに、ここに
囲炉裏「そんな…」
はるしげ「あの病院は特別なんだよ」
それにお前にはあの便利な道具があるじゃないか
囲炉裏は少しだけ逡巡した
はるしげの結婚式を祝うために、弟に会いに式場に向かうか
それとも彼を今度こそ自分のものにしに行くか
答えなど、最初から決まっていた
囲炉裏「…貴重な情報、ありがとうございます」
はるしげ「ううん！いってらっしゃい！もう戻ってこなくていいからね！」
囲炉裏「はい？」
訳が分からない、と思いながら囲炉裏は携帯の通話を切った
囲炉裏「…式場に向かいたいから、道を教えてもらいたかったんだけどなぁ…まぁまた聞けばいっか」
囲炉裏は近くに止めていたスーパーバウザーに乗って病院へ向かった
射影機は大事そうに腕に抱えられている
囲炉裏「終わったらすぐに会いに行くからねブンブンさん！」
そしてまた一緒に真・破壊神マリカーをしよう、と囲炉裏はいつも通り爽やかな声で呟いた
316:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/10 18:34:07 l8uZOh/a0
ほしゅ！
317:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/10 19:11:44 pWSQ/0n40
そのツンいらないよ！！
318:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/12 14:44:39 GWCWf1Q60
面白いなほんとｗｗ
ほしゅ
319:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/13 01:11:37 eQQognpV0
不謹慎だとは思うが
S氏の今回の騒動はこのスレ的においしいと思った
320:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/14 12:59:01 kBnAJOwbO
むかしばなしつまんね
321:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/14 20:39:54 Edy1coZJ0
ほっしゅ
322:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/15 10:21:01 pG7337FoO
しんすけ引退乙
323:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/15 18:57:45 nZflQXQqO
しんすけ死亡したな
324:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/15 18:59:09 r5X4aywn0
このネタを最終話くらいにもっていけたら大団円になりそうな気もする
325:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/15 19:05:23 hptFZJQa0
まだやるつもりなのか
326:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/15 21:38:59 XIPBwaYc0
続けてほしいな
このリレー小説の続きかなり楽しみにしてる
327:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/17 17:11:15 G5eTg3Rh0
ほしゅ
328:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/17 18:18:32 ywccbUbR0
書き手が減りすぎて悲しいな
329:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/18 12:46:46 VGNjDQUsO
いくらネタでも精液はねーよｗｗｗ
330:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/19 00:44:06 2JFEHVkiP
・・
331:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/21 12:38:04 z75vuzCpO
ほす
332:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/24 15:13:06 uHZipHgwO
、
333:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/26 01:09:30 GiNsZGpc0
ほしゅ
334:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/26 05:20:54 u4dXG98q0
あんまりにも進んでなくて泣いた
「リレー」にならないが、続き書いてもいいか？
335:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/26 11:30:10 GiNsZGpc0
ぜひぜひ！
336:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/26 23:12:15 nsdm83uPO
頼んだ
337:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/27 13:08:54 w0WrrDaA0
是非お願いします！
338:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/04/30 23:48:25 tjN1EWZR0
ほっしゅ
339:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/05/04 21:12:47 87m+jKAk0
ほっしゅっしゅ
340:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/05/07 00:58:12 A+GQJLq30
ほっしゅっしゅっしゅ
>>334まだかなー
341:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/05/10 23:39:54 dPEbrb00O
ほしゅしゅしゅしゅ
342:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/05/13 18:52:16 u6RznK3gO
ほしゅ
343:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/05/14 02:54:24 2QURDEdlO
>>304
「ケリ？」
「ケリっていうか････」
なんと表現すれば良いのかわからない。
崖下の囲炉裏の車の残骸
残骸からゆらゆらと立ち上る黒煙
「つわものどもが、ゆめのあと、か････」
「は？ｗｗｗおいｗｗｗわかんねぇｗｗｗって」
崖下に目をむけたままボンヤリしているタカに倣って、コイケヤも崖に目を向けた
「こえぇｗｗｗｗｗｗ」
「ランキングという崖を転がり落ち、炎上して崩壊･･･」
「？」
「俺も…」
･･･今、こいつを突き落としたら、あいつはどうするかな
単騎だったりコンビだったり、羅刹ラジオじゃパートナーに選んだタカを、ここで
「こっから身投げしたら、助けてくれるかな」
「！ぉ、おいおいｗｗｗ」
一瞬思考を読まれたみたいでゾッとした
「冗談だよ」
「だとｗ思ったｗｗぜｗｗｗ」
「今まで一緒にやってきたけど、いつまでもこのままじゃよくない気がしてたんだ」
「相手に依存してちゃ、後悔するぞ」
「だから、ケリをつけたい」
「じゃ、とりあえず式場に行きますか」
わけわからねぇ。
考えることをやめて、コイケヤは先に歩き出したタカを追って崖を離れた
一度振り返り、相棒だったモノに目を向ける
「ま、サンサーラナーガ2は完結させっからｗｗｗ」
思い付いたのはそれだけだった
344:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/05/15 09:01:21 IqM23MqX0
続きが見たければ自分で続きを書けばいいじゃない
345:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/05/22 00:48:47 /gLsTfkDO
もう書けないなら書けないでいいけどな
346:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/05/23 17:49:17 L2tm7o5XO
なんか片っ端からめその人が矛盾作るから
もう無理です
347:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/05/25 03:44:27 mUN7QSHuO
な？携帯だろ？
348:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/05/25 03:50:22 mUN7QSHuO
ﾐｽった
>>346じゃなくてめその人が携帯厨ってことで
349:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/05/30 23:38:21 NBjjXe7y0
もしや打ち切りってことはないよなｗ？
ひっそり楽しみにしていた漏れはどうすれば。。
350:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/06/05 19:59:45 ggRlGTcYO
いや･･･残念だがこれはもう無理だろ･･･
351:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/06/06 00:13:06 qF5VEBWm0
究極の神動画
URLﾘﾝｸ(www.nicovideo.jp)
352:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/06/06 21:36:47 TSQ6vWd9O
矛盾点挙げていって無かったことにしないか？
打ち切るには楽しみすぎる
途中の展開熱かったなー
353:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/06/09 16:35:28 slZIKa8y0
確かに打ち切るには惜しい…
354:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/06/09 17:11:19 U9z6QGIQ0
>>352の意見に賛成！
矛盾は矛盾で切り捨てるべき。
355:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/06/15 00:26:34 CfJYmHii0
ほす
356:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/06/17 00:09:06 zHc+oQ0B0
ほすほす。
元書き手で、メモ帳あさったらネタいろいろでてきた。
番外編みたいな感じで書いていい？
357:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/06/17 00:09:52 zHc+oQ0B0
あげてしまった。すみません。
358:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/06/17 03:06:27 vB9o8roa0
>>356
是非とも書いてほしい
359:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/06/18 00:57:49 ZKTmY0fR0
>>356
ぜひともおねがいします
360:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/06/18 16:03:55 SlOqYESU0
>>356
是非お願いします！
361:356
09/06/18 20:49:43 aNvPeTEI0
「やっぱりお前はそっちがわだったか。」
ルーツは左腕からあふれでる血液をおさえ、低い声で唸るように名前を呼んだ。
「あーあ、あいつ逃がしてよかったんですか。」
たろちんが非難するようにしょうこを見る。
「別にいいわよ、どうせアレにたよらなきゃ何もできやしないわ。」
何発か撃ち込んでやったしね、と微笑みながら前髪をかきあげる。
revinは深く煙を吐き出し、携帯を取り出し、電話をかけはじめる。
「誰すか？」
「ルーツ。着信きとったけど気づかなかったわ。」
調教されてたしね☆と笑うしょうこと、ちょ、調教!?と
動揺するたろちんをスルーし、ルーツがでるのを待った。
「どしたん？」
「合流しません？あ、あとすぎる先生がいなくなりました。」
「せやな。そうしよか。アイツは、うん、まぁええわどうでも。」
「じゃあ向かいますね。そちらの首尾はどうですか。」
「ん、なんとかなったわ。」
「そいつはすげぇ・・・あれ」
「なに？」
「じゃあなんであいつあそこに」
「ルーツ？」
鼓膜から脳天まで響くような銃声で電話は切れた。
「ははっ・・・お前はぁしんすけ・・・っていうかぁrevin側なんだろぉ・・・」
ザリザリと足をひきずりながら右手に銃をかまえ自分のほうへと向かってくる。
ルーツは片ひざをつき、撃たれた左腕をおさえ、吹っ飛んだ携帯を見て舌打ちをした。
「だからカマは嫌いなんだよくそっ・・・」
どう見ても尋常じゃない目つきのみやじが銃の照準をルーツの頭に合わせた。
「くっそぼけぇ！！なんやねん！」
revinは煙草をにじり消し、いらいらと通話ボタンを押す。
「あかん、つながらん。何かあったんや。」
敵とでもあったんやと焦るrevinを珍しいものを見るようにたろちんは言う。
「ルーツでしょ？あいつなら大丈夫だと思うけど」
「あほいえ。電話越しでこんなでかい音がしたんや。なんでもないわけあらへん。」
混乱するrevinにふと気づいたようにしょうこが提案する。
「彼女に手伝ってもらえばいいじゃない。」
しょうこの言葉は、頭を抱えたrevinには天命に聞こえた気がした。
番外編；もしみやじが生きていたら
362:356
09/06/18 21:17:50 aNvPeTEI0
異常なみやじを見て、ルーツは何があったかを大体悟る。
大方revinに痛い目を見させられたんだろう。
「じゃあ逃がすんじゃないよ・・・ってぇ」
幸い右手は無事だ。しかもよく見るとみやじはあちこち手傷を負っている。
照準を合わせてはいるが傷のせいで、うまく固定できていないようだ。
ルーツはいらついた。そんなんで俺に勝とうなんて
「何年早いと思ってんだゴミクソがーーー！！」
右足のホルダーから銃を取り出すと同時に勢いよく地面を蹴る。
「来るな！！！」
みやじの手中から銃弾が発射される、前に
「しねオラァッ！」
ルーツの渾身の拳がみやじの左頬にきまり、その力に圧倒され流れるようにみやじは吹っ飛んだ。
「お前みたいなのに弾すらもったいないわ。」
ムクリと起き上ったみやじが完全に頭に血をのぼらせみん
口端から血をしたたらせみやじが叫ぶ。
「くそがぁ!!みやこ！！」
激高するみやじの横に「みやこ」と呼ばれた黒髪の少女が出現する。
「殺せ！あいつを！ぶち殺せ！！」
みやこは命令に従い、まっすぐルーツのもとへ向かう。
「ぶち殺す」ために。
しかしルーツはニッと笑い、そして歌うように呟く。
「votを出した時点でテメーの負けだぜぇ」
ザッと軽い音がしてみやことルーツの間に立ちはだかるそれは
「レ・・・ッ」
桃色の髪の毛がゆれた次の瞬間、みやこの顔面に
「revot!!?」
するどい蹴りが炸裂した。
363:356
09/06/18 21:18:55 aNvPeTEI0
「おっせぇんですよ」
ルーツの背後から砂を蹴る音と共に男が現れる。
「何してたんすかぁrevinさん。」
「うるさい。きて頂いたと感謝せぇや。」
軽口をいいあい、二人はみやじへ視線を向ける。
「おわりやお前は。」
「所詮小物はここまでなんだよ。気づけ。」
羅刹、その言葉がぴったりだった。
「うるせぇえみやこォ殺せ、あのくそったれ共を殺せぇえええ」
発狂し叫ぶみやじの横を風のような速さで走り、一瞬にしてrevinの首元へ手を伸ばす。
が、次の一手がでない。
ルーツが見たみやこの表情は青ざめ、汗が噴き出て、今にも泣きそうだった。
「お前を作ったのは誰や思っとんねん。」
みやこは自分の創造主と対面し、その恐怖に慄いたがしかし
「みやこぉおおてめぇえどうなるかわかってんのかあ」
絶叫する主人の声にハッとなり震える腕を二度伸ばす。
「みやこ、すまんな」
気配も薄く、みやこの背後で跳びあがり、片足をあげ、二発目を打ち込む準備。
「あんなんにお前を任せてしまって」
続く衝撃に高く悲鳴をあげたみやこは、revotのかかとおとしで地面へと叩きつけられた。
「ごめんな。」
revinは懺悔した。
＝＝＝＝＝＝＝＝
時系列としてはしょうこがみやじを撃った直後。
こういうfシリーズならぼろぼろでてくる。
本編の人、頑張ってください。
364:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/06/19 00:29:59 Irpnu9mH0
まさかBOTを出してくれるとは思わなかった！
久々の更新と相まってめちゃくちゃうれしい！乙！
書けるならもっと書いてくれｗｗIFいいなｗ
365:356
09/06/20 23:45:47 SUrGrehi0
>>364
ありがとう。けどあまり書きすぎると本編の邪魔になりそうだから
スレ落ちないように適度に出していきます。
366:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/06/24 01:15:45 cYpwU5MH0
気持ちよく保守
367:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/06/26 17:41:28 mmTA6lk80
随分昔に書いてたもんだけど
>>300まで、あとは>>312->>315が本筋として
他にあった書き込みはスルーという形で改めてやってもいいかな
週末だし少しは進められそう というか、構想自体は収束できてるんだけどね
いかんせん文才がないのと、生存側では囲炉裏くらいしかランキングで見かけなくなったからネタがない
368:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/06/26 22:52:13 2qbWvrjoO
しんすけは永井のぱくり。
369:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/06/27 00:58:44 /DfG0GE60
>>367
是非お願いします！
370:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/06/27 21:27:32 W78Ex+6T0
タカは暗闇の中をただ走り続けていた
自分がどこに向かっているのかも分からない
何を目的として、無様に生き残っているのかも分からない
行き先の見えない迷走を続けていた
事実、彼は、一つとしてまともに完結させた実況は無いのだから
タカ「コイケヤ、か」
結局、最後まで実況をし続けていたのは「無責任勇者」のコイケヤだった
もしかしたら、いや、確実に、そしてヤス以上に。俺の方が無責任かもな
そう考えてみると、いかにコイケヤが実況者に向いた性格だったかが分かる
感服せざるを得ないな、とタカはため息をついた
数分前にコイケヤを見殺しにした人物が言う資格は無いはずだが
そんなことは微塵にも思わないタカの目に、赤く染まった式場の影が映る
371:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/06/27 21:56:59 W78Ex+6T0
kenny「ねぇrevin、そろそろ教えてくれないかな」
のんびりとしていながら、どこか焦りを秘めた口調でrevinに再び疑問を投げかける
これで三度目だ
何度問いただしても、「もう少し人気の無いところで話す」の一点張りである
あまりしんすけとは接点はないkennyではあるが、どうもrevinの様子がおかしい
船を降りてからも、一切喋らないままである
しばらくの無言の後、revinがピザ故の重い口を開いた
revin「そうやな、ここなら大丈夫やろ」
kenny「おーぅ、それでは聞かせてもらいましょうかー この騒動の、シナリオの全容をね」
revin「それはな、*******」ｼｺｼｺ
kenny「えっなに聞こえな」ﾄﾞﾋﾟｭﾄﾞﾋﾟｭｯ!!!!!
revin「もう一度言うで」
revin「このシナリオに従うならば…実況を続ける価値がない者は死ぬのみや」
かつての友の死体には目もくれず、式場に向かって歩みを進める
revinは…revinは、そう――射精を、したのであった――
372:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/07/04 18:02:01 G7kvDX4I0
ほす
373:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/07/05 08:59:14 xMfWkunx0
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ありがたいネタ投与だ
これで書きたいネタが増えた
374:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/07/06 03:38:13 YT0PEvP/O
永井はしんすけのパクり。
375:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/07/12 15:00:11 Z0TTS/qKO
ほす
376:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/07/17 13:56:19 O8jo2ivc0
保守
377:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/07/24 03:05:30 3rTM76bv0
ほしゅ
378:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/07/24 21:31:12 3e8qlpqF0
ほしゅ
379:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/07/28 00:48:31 B9TWGHxv0
ほっす
380:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/07/28 14:22:35 NOvnP+Td0
ほす
381:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/08/01 00:48:26 gkUcMxMW0
ほしゅ
382:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/08/06 12:08:26 ft3PSa5/0
保守
383:名無しさん＠お腹いっぱい。
09/08/11 14:43:12 RYTcA07iO
ほしゅ