09/02/26 05:18:33 4ACWg4Ks0
キリン「んー……甘いねぇ…」
邪魔なら殺せばいい、という主義のもと揃っていたしょうこ達とは全く異なる考え方
それもありかもしれない、と思ったから縄を解かずに暫くこのままでいようと思った
その時ふと何かの陰が近付いてくるのが見えた
キリン「おおっとぉ…」
徐々に大きくなってくる陰にキリンは最大限の驚きとビビリを見せた
傍目にはどう見てもビビっている風には見えないが
キリン「これはこれは……」
??「キリンさん?」
キリンは笑った
そして先程の甘ったるい空気を打ち消してくれるだろうこの現状に背筋を震わせた
怖れではない、これは歓喜だ
やはり自分はこちら側の人間なのだ
??「良かったぁ、道に迷ってたんですよ。こんな場所でこうして会えたのも運命を感じますね!」
キリン「それは…勝手だね」
あはは、と苦笑いで男は近付いてくる
キリンはこっそりと隠し持っていた斧で縄を裂いて立ち上がった
キリン「ごきげんよう囲炉裏さん。…やらないか」
囲炉裏「あ、やります」
男は驚いた表情を見せたもののすぐに笑って答えを返した
その手に赤く光るグラディウスを持って