09/11/01 20:48:27 /J02lhuP0
CCleaner の Wipe Free Space は指定したドライブの空き容量と同サイズのファイルを作成してのち、
これを削除する操作を行なっている。つまり、結果としてのデータの消去を目的として行われる作業だが、
フォーマットされた初期状態のままのセクタも、かつてファイルのデータが保存されていてファイル削除後も
そのデータが残るセクタも区別無く、一括して別の値を書き込む処理をおこなっており、
「削除したデータ」や「削除ファイルの残骸」を単位として Wipe Free Space がおこなわれるのではない。
さらに NTFS フォーマットの場合、小サイズ (標準では 750 bytes 以下) のファイルのデータは
MFT 内に保存されるため CCleaner の Wipe Free Space では消去できない。たとえばメール アドレスと
パスワードだけが書かれたテキストを削除してのち Wipe Free Space を実行してもファイルの復元を防ぐことはできない。
また小サイズのファイルでなくとも MFT 内に保存されているファイル名や属性などは消去できない。
このようなファイルのデータを復元不能に消去しておきたい場合、ファイルの削除前に同じサイズを保ったまま
内容とファイル名を書き換えては保存を繰り返すこと、つまりファイルの完全削除用ソフトを使用することが必要となる。
もちろん CCleaner の Wipe Free Space 機能は、文字通りの Free Space に残るデータの Wipe をおこなうためのものであり、
且つこの目的には充分に適うものである。また、現行の日本語訳「ドライブの空き容量の掃除」も
いたずらに「ファイルの完全削除」や「ファイル単位の削除」との混同を招くことのない無難な訳であったが、
「削除したファイル(データ)の完全な削除」という頓狂な怪訳が創案されるに及んだ今日、 CCleaner の前途危うし。
Complete Deletion of The Deleted Files!