08/05/12 18:09:46 b2CyzqA3
>>151
何でもOKとか絶対いえないはずなのに、なぜかそう言い切る自称PGとは別人だけど、
案外知らない人も多いし、お節介しとくよ。
一応、本義的な解説を
・仮想メモリ
ニュアンスとしてとらえるならば、「仮想化された」メモリ。
物理メモリ+ページングファイルをあわせたメモリ空間を、統括的に扱う手法。
元々は、物理メモリ上のあちこちに分散してしまう(つまり不連続な)「使える」メモリ空間を、
OSとHW側で面倒みることによって、アプリ側からは連続した1つの空間として扱えるようにしたのが始まり。
これを発展させて、実体に関係なく(つまり物理メモリだろうがHDD上のPFだろうが)、
一意のメモリアドレス(=仮想アドレス)で扱えるようになった。
・ページングファイル(aka スワップファイル)
物理メモリからあふれた分を書き出し、またそこから読み込んで物理メモリに展開したりする、
データの格納庫。
基本的なことなのだが、複数のストレージに分散配置することも可能。
当然、これは、上記の「統括的に扱う」ことにより実現されている。
ちなみに、Windowsの世界では、広く、「仮想メモリ=ページング」という解釈がなされているけれど、
これはMSのシス設担当がポカしたからで、まあそこら辺はwikipediaに記述がある。
あと、なぜかWindowsでは、PFに物理メモリすべてをはき出しておく癖があって、
そのせいで物理メモリ以下のサイズは指定できないし、
一般論的に「物理メモリサイズの2倍を指定」といわれている理由にもなっている。
つまり、退避領域として使える空間は、PF指定サイズ-物理メモリサイズ、になってるんだよね。